サブドメインのサイトで、「All-in-One WP Migration and Backup」のバックアップデータのインポート時に100%で止まるというエラーが発生しました。
親ドメインのサイトでは同じ状態になっても何となく直ってしまったのですが…サブドメインではAll-in-One WP Migration and Backupのみならず、他のプラグインのデータもインポート出来なくなってしまったのです!
何日も試行錯誤してやっと分かったエラーの原因と、解決方法を紹介します。
[注意]
このページの内容はXサーバー使用時に限られていますのでご了承ください。
<このページで説明すること>
Xサーバーでサブドメインを作成して、「WordPress簡単インストール」を使用する場合に発現する不具合です。
- サブドメインではインポートやダウンロードのエラーが起きやすい?!(※Xサーバー使用の場合)
- サブドメインのバックアップデータのインポート時のエラーを治す方法は?(※Xサーバー使用の場合)
- Wordfence Securityを使用していない場合にもエラーはおこる?
- Wordfence Securityを親ドメインとサブドメインの両方にインストールした場合の設定方法!
- サブドメインにWordPressをインストールすると「.user.ini」の連動によるエラーが出るかもしれません!(Xサーバーの場合)
- サブドメイン作成時に「.user.ini」の連動を解除しておくと連動によるエラーを防げる!
- エラーのあるバックアップデータを復元すると不具合が再現するのか?
- 管理画面から容量の変更が出来るのは親ドメインのみ!
- サブドメインで「バックアップデータをインポート出来ない!」のまとめ
- あとがき
- 今回、自力で解決出来たことが凄いと思いました!
サブドメインではインポートやダウンロードのエラーが起きやすい?!(※Xサーバー使用の場合)
サブドメイン以外のサイトでは、こちらのページで紹介した通り「All-in-One WP Migration and Backupのバックアップデータのインポート時に100%で止まる」というエラーがいつの間にか直っていました。
(原因はよくわからないけど…多分容量の変更が良かったのかも?)
この画面のまま止まってしまうのです……。

インポートの容量を越えていないのにインポートが失敗する!
(アップロード制限が1Gで、ファイルサイズが1G以下でした。)
しかし、サブドメインの新規サイトの方はそれに加えて、他のプラグインにおいても、「バックアップは出来るが、インポートが出来ない(復元出来ない)」というエラーが起こってしまいました…m(_ _)m
つまり、全てのプラグインでバックアップデータがインポート出来ない状態になったのです!
サブドメインのバックアップデータのインポート時のエラーを治す方法は?(※Xサーバー使用の場合)
いろいろと試行錯誤した結果、やっと解決方法が分かりました!
検索ではこの解決方法は出てこなかったので、こちらの情報が誰かの為になれば幸いです。
私はxサーバーを使っているので、ここで紹介する情報はXサーバー使用の場合に限られるということをご了承した上でお読みくださいませ。
こちらで紹介する内容は私が個人的に発見したものなので、全ての例に当てはまるとは限りません。
参考にする際は自己責任でお願い致しますm(_ _)m
<エラーの内容>(※サブドメインで発生)
バックアップ系プラグインにおいて、バックアップデータのエクスポートは問題なく出来るがインポートが出来なくなるというもの。
今回バックアップデータがインポート出来なくなったプラグインは以下の二つです。
- All-in-One WP Migration and Backupm
- UpdraftPlus
おそらくこれに限らず、全てのプラグインにおいてバックアップデータのインポートが出来ない状態になっていました。
<エラーの原因:「Wordfence Security」のWAF設定>(※サブドメインで発生)
今回、試行錯誤しまくって奇跡的に発見したのが、ウェブサーバーのデータベースにある「user.ini」の記述がエラーの原因ということでした。
そして、元凶はセキュリティプラグインの「Wordfence Security」のWAF設定によるものでした!
このプラグインを親ドメインで使っていなかった場合は、この不具合は出ないかもしれません。(不具合の原因はいつもセキュリティプラグインなんですよね~😅)
今回、初めてファイルマネージャーを開いたという万年初心者の私が、ここまで解明出来たなんてめちゃくちゃ頑張ったな!と思います。(何日も試行錯誤しました…)
エラーになった経緯
Xサーバーでは、サブドメインを作成した時に作られるサブドメインの初期フォルダの中には、
- .user.ini
- default_page.png
- index.html
というファイルが作られます。
その「.user.ini」のファイルの内容に、親ドメインに入っているセキュリティプラグイン「Wordfence Security」のWAF設定がそのままサブドメインの「.user.ini」にもコピーされていたのがエラーの原因なのでした。
以下がサブドメインの「user.ini」の内容の例文です。
(親ドメインも同じ)
WAF設定は文末に追記されています。
分かりやすく該当部分の背景を黄色くしています。
[PHP]
engine = On
default_charset = UTF-8
error_reporting = E_ALL & ~E_NOTICE & ~E_STRICT & ~E_DEPRECATED
display_errors = On
display_startup_errors = Off
max_execution_time = 0
max_input_time = 300
memory_limit = 5G
allow_url_fopen = On
allow_url_include = Off
file_uploads = On
post_max_size = 5G
upload_max_filesize = 5G
~中略~
pdo_mysql.default_socket = /var/lib/mysql/mysql.sock
[Zend Optimizer]
zend_extension = opcache.so
opcache.jit = off
; Wordfence WAF
auto_prepend_file = ‘/home/example/example.com(親ドメイン名)/public_html/wordfence-waf.php’
; END Wordfence WAF
以下の部分がサブドメインの「.user.ini」ファイルの中にあった「Wordfence Security」のWAF設定の記述です。
サブドメインのファイルなのに、親ドメインのアドレスが設定されてしまっています!
; Wordfence WAF
auto_prepend_file = ‘/home/example/example.com(親ドメイン名)/public_html/wordfence-waf.php’
; END Wordfence WAF
親ドメインとサブドメインの「.user.ini」が連動しているのが問題!
今回、サブドメインに親ドメインの「user.ini」がコピーされていたのが、エラーの原因になっていました。
サブドメインの「.user.ini」に、親ドメインへのアクセスが設定されてしまっているので、バックアップデータをインポートする時にサブドメインの情報にアクセス出来ないという現象が起きていたのです。
なのでとりあえずは、このWAF設定を削除するとバックアップデータがインポート出来ないというエラーが解消します。(※削除する前にバックアップしてください。)
しかし、この場合はおそらくそれで全て解決とはいかないと思います。
なぜならば、親ドメインとサブドメインの「user.ini」が連動していた場合、またエラーを再発させる可能性があるからです。
このまま終了すると、後にエラーが再現される可能性があるので、この後紹介する方法で「.user.ini」をサブドメイン側で連動を解除する事をお勧めします。
親ドメインとサブドメインの「.user.ini」が連動しているかを確認する方法!
「.user.ini」が連動しているのかを確認したい方は以下の方法で確認する事が出来ます。
👉確認するのが面倒な方はここは読み飛ばして「「.user.ini」の連動を解除する手順」に進んでも大丈夫です。
以下が「.user.ini」のWAF設定です。
; Wordfence WAF
auto_prepend_file = ‘/home/example/example.com(親ドメイン名)/public_html/wordfence-waf.php’
; END Wordfence WAF
<注意>
以下の変更をする前に「.user.ini」のファイルの内容をコピーしてバックアップしておいてください。
そして、くれぐれも違うサイトのディレクトリをいじらないように気をつけてください!
■「.user.ini」が連動しているかを確認する方法!
- ウェブサーバー(Xサーバー)のファイルマネージャにアクセスする
- サブドメイン直下にある「.user.ini」のファイル内に記載されているWAF設定のみを削除して保存する
- 親ドメインの「.user.ini」にアクセスして親ドメインのWAF設定が削除されているかどうかを確認する
- 親ドメインのWAF設定が削除されていた場合
→連動してしまっているので、⑤に進みます。
親ドメインのWAF設定が削除されていない場合
→連動していません。
連動していない場合はWAF設定を削除した時点でエラーが解消されているはずです。バックアップデータが無事にインポート出来るのが確認出来ればOKです! - 連動していた場合は削除した親ドメインのWAF設定を元に戻して保存します。
そして、次で紹介する「「.user.ini」の連動を解除する手順」に進みます。
※連動していた場合のWAF設定は親ドメインの.user.iniでもサブドメインの.user.iniでもどちらかに書き込むと両方に反映されるのでどちらに書き込んでも大丈夫です。
※あるいは、親ドメインのWordfence Securityの管理画面でファイヤーウォールの設定を再設定し直しても親ドメインの.user.iniに先ほど削除したWAF設定が書き込まれるので同じ事になります。 - 最後に親ドメインの「Wordfence Security」の管理画面で以下を確認します。
- ファイヤーウォールの設定が有効になっているか?
- .user.iniの設定が正しくされているか?
Wordfence Securityのプラグインの管理画面で「Wordfence の保護機能が有効です」書かれていればセキュリティが有効になっています。
それを見るとちゃんと設定されているように見えるので紛らわしいのですが、その状態でも「.user.ini」のWAF設定が完了していない場合があります。
「.user.ini」のWAF設定が出来ていない時は、管理画面の上の方に「再設定してください」というような注意書きが出ていると思います。

「.user.ini」が有効になっていなかったら、「設定するにはここをクリック」という項目が画面の最上部に出るのでそこから案内に従って設定します。
親ドメインの「.user.ini」のWAF設定が無事に有効になったら、次で紹介する連動を解除する方法に進みましょう。
親ドメインとサブドメインの「.user.ini」の連動を解除する方法!
<「.user.ini」の連動を解除する方法は簡単!>
サブドメインの「.user.ini」のファイルを削除してから、再び作成することで連動が解除されます。
「.user.ini」の連動を解除する手順
Xサーバーのファイルマネージャの画面

「.user.ini」の連動を解除する手順
(※この方法は私がたまたま発見した方法なので、予想外の不具合が出る可能性もあるかもしれません。実行する場合は自己責任でお願いし致しますm(_ _)m)
- Xサーバーのファイルマネージャでサブドメインのディレクトリの「.user.ini」のファイルにアクセスします。(親ドメインの場所と間違わないように!)
- サブドメインの「.user.ini」のファイルを選択して「編集」をクリックすると中身が開けるので、ファイルの中身を全てコピーします。(ctrl+Aで全選択し、ctrl+Cでコピー)
- 中身を全部コピーしたら「.user.ini」のファイルを一旦削除します。
(※ファイルを削除するのが怖い場合は、「.user.ini」を「.user.ini❌」というようなでたらめな名前に変更して一旦無効化しておきます。)
■ファイルをコピーするには別の方法もあります。
ファイルマネージャのコピー機能でコピーする方法。
「.user.ini」を右クリック→「コピー」を選択→保存先は変更せずにそのまま「コピー」をクリックします。すると「.user – copy.ini」というファイルが同じ場所に作成されます。そして、元々あった「.user.ini」を削除またはファイル名を変更して無効化します。
「.user – copy.ini」のファイル名から – copyのみを削除して「.user.ini」に変更して保存(更新ボタンをクリック)した後で⑤に進みます。
■ファイルを一旦無効化する方法
ファイルを選択して右クリック→「名前変更」→「.user.ini❌」というようにでたらめな文字を追加して「更新」ボタンをクリックして保存します。そうすると無効化出来るので削除せずに保存しておけます。 - 「.user.ini」のファイルを削除したら、削除したものと全く同じ「.user.ini」という名前のファイルをもう一度同じ場所に作成して、先ほどコピーした内容を貼り付けて「更新」ボタンをクリックして保存します。
- いま作成したサブドメインの「.user.ini」のファイルの内容から「WAF設定のみを削除」して「更新」ボタンをクリックして保存します。
(WAF設定はページの一番下にある以下の記述です)
; Wordfence WAF
auto_prepend_file = ‘/home/example/example.com/public_html/wordfence-waf.php’
; END Wordfence WAF - 親ドメインとサブドメインの「.user.ini」の連動が解除されているかを確認します。
親ドメインの「.user.ini」にアクセスして内容を確認してみましょう。
親ドメインのWAF設定は削除されていますか?
もし削除されていなければ無事に連動が解除されています!
サブドメインと同様に削除されてしまっていたら連動は解除されていません。手順を見直してください。
(※無事に解除できていたら、③で作成した「.user.ini❌」は削除しても大丈夫です。元に戻したい場合は❌を削除して保存します。) - 「.user.ini」の連動が無事に解除されていれば、サブドメイン側でWAF設定を削除した時点でエラーは解決しているはずです!
バックアップデータがインポート出来るかどうかを確認してみましょう!
サブドメインでは「.user.ini」を正しく設定することが重要!
実は「.user.ini」のWAF設定はセキュリティに関連するものではないので、親ドメインのみの場合はこの記載がなくても大丈夫なのです。
しかし、サブドメインがある場合はそうはいきません。
この.user.iniのWAF設定を親ドメインとサブドメインで正しく設定し直さないと再び正常にアクセスされなくなる可能性があるのです。(再びどちらかでバックアップデータがインポート出来ないというエラーが出る)
サブドメインで「.user.ini」を正しく設定しないといけない理由とは?
実は、「.user.ini」からWAF設定を削除してしまえばあっさりと親ドメインとサブドメインの両方でバックアップデータがインポート出来るようになるので一見直ったように思えます。
しかし「.user.ini」が連動したままの場合は、親ドメインとサブドメインのどちらかのWordfence Securityの管理画面に出てきた案内に従って接続設定をしてしまうと、再びどちらかのWAF設定のURLが両方の.user.iniに書き込まれてしまうので、またどちらかでバックアップデータがインポート出来ないという不具合が再現される事になります。
(※まあ管理画面に出てくるやつを再設定せずに放っておくならば連動を解除せずにWAF設定を削除するだけでも大丈夫なんですけどね…。)
なので、連動を解除したうえで親ドメインとサブドメインの両方で「.user.ini」のWAF設定を正しく設定し直す事を推奨します。
「Wordfence Security」をどちらのサイトでも使わない場合
「Wordfence Security」をどちらのサイトでも使わない場合は、「.user.ini」の連動を解除せずとも「.user.ini」からWAF設定を削除してしまえば「バックアップデータがインポート出来ない」というエラーは解消します。
しかし連動したままだと何かのきっかけで再び不具合が出る可能性があるので連動を解除しておくことをお勧めします。
<連動したままのほうがいい場合もある>
ただし、敢えて連動させておきたい!という意図があるならば解除しなくても大丈夫です。
Xサーバーでは初期設定で管理画面から親ドメインの容量の設定を変更するとサブドメインにも反映されるようになっています。
サブドメインの容量を管理画面から変更することが出来ません。
.user.iniの連動を解除してしまうと、親ドメインの変更が反映されなくなるので連動させておきたい場合はそのままにしておきましょう。
→ファイルをいじればサブドメインの容量も個別に変更出来ます。
Wordfence Securityを使用していない場合にもエラーはおこる?
親ドメインとサブドメインの「.user.ini」の連動があった場合、Wordfence Securityを使用していないければ一見問題なさそうに見えますが、そうとは限りません。
「.user.ini」の連動があった場合におこる不具合
Wordfence Securityを使用していない場合に、親ドメインとサブドメインの「.user.ini」の連動があった場合におこる不具合は?
Wordfence Securityを使用したことがないならば、「.user.ini」の中にWAF設定が存在していないので「バックアップデータがインポート出来ない」というエラーは起きないと思います。
以前Wordfence Securityを使っていたことがあり、WAF設定が削除されずに残っていた場合は不具合が出るのでWAF設定を削除しておきましょう!
(※他のセキュリティプラグインでも同じようになる可能性がありますが、私は他のプラグインを使っていないのでわかりません。)
この場合で考えられる不具合は、「.user.ini」の設定を親ドメインとサブドメインで個別の設定することが出来ないことによっておきる不具合です。
詳しくはわからないのですが、想像できる不具合はこんな感じではないかと思います。
「.user.ini」の連動を解除しないときにおこる不具合の例
- サブドメインの容量を個別に変更出来ない
- 片方を変更すると、もう片方が意図しない変更をされるので何某かの不具合が起きる可能性がある。
「.user.ini」の連動を解除した場合におこる不具合の例
- 解除後は親ドメインの容量の変更が反映されなくなくなる
親ドメインとサブドメインの「.user.ini」が同じ内容でも問題がない場合は気にしなくても大丈夫ですが、個別の設定が必要な場合は「.user.ini」の連動を解除しておきましょう!
Wordfence Securityを親ドメインとサブドメインの両方にインストールした場合の設定方法!
両方でWordfence Securityを使用する場合は、親ドメインのWordfence Securityの設定がサブドメインのWordfence Securityの設定に引き継がれているので、その情報を削除してWordfence Securityの再設定をします。
サブドメインのWordfence Securityの再設定の方法
先ずは、「.user.ini」設定が親ドメインとサブドメインで連動していないことを確認します。連動していたら正常に設定する事が出来ないので、先ほど説明した「.user.ini」の連動を解除する方法を行ってから再設定をします。
Wordfence Securityを再設定する手順
サブドメインでもWordfence Securityを使っていた場合のサブドメインでの再設定の方法です。
- 前述の方法で「.user.ini」の連動を解除する。
- サブドメインの「.user.ini」のWAF設定を削除する。
(削除しなくても再設定すると上書きされますが一応削除しておきます。) - Wordfence Securityの管理画面の最上部に表示される「設定するにはここをクリック」という項目が画面の最上部に出るのでそこから案内に従って設定します。
次に進んで「.user.ini」を確認してみましょう!
WAF設定を「.user.ini」で確認しましょう!
親ドメインとサブドメインでWordfence Securityを使用する場合は、最終的に「user.ini」の中にあるWAF設定のアドレスが、以下のように親ドメインとサブドメインに個別に記載されていれば無事に成功です!
それぞれのドメインが記載されていればOK!
(※WAF設定は「user.ini」の最下部に記載されています)
成功例
サブドメインのWAF設定
; Wordfence WAF
auto_prepend_file = ‘/home/example/親ドメイン名/public_html/サブドメイン名/wordfence-waf.php’
; END Wordfence WAF
親ドメインのWAF設定
; Wordfence WAF
auto_prepend_file = ‘/home/example/親ドメイン名/public_html/wordfence-waf.php’
; END Wordfence WAF
失敗例
以下のように両方に同じドメインが記載されているとエラーになります。
サブドメインのWAF設定
; Wordfence WAF
auto_prepend_file = ‘/home/example/親ドメイン名/public_html/wordfence-waf.php’
; END Wordfence WAF
親ドメインのWAF設定
; Wordfence WAF
auto_prepend_file = ‘/home/example/親ドメイン名/public_html/wordfence-waf.php’
; END Wordfence WAF
サブドメインのWAF設定
; Wordfence WAF
auto_prepend_file = ‘/home/example/親ドメイン名/public_html/サブドメイン名/wordfence-waf.php’
; END Wordfence WAF
親ドメインのWAF設定
; Wordfence WAF
auto_prepend_file = ‘/home/example/親ドメイン名/public_html/サブドメイン名/wordfence-waf.php’
; END Wordfence WAF
「phpinfo.php」でWAF設定のアクセス先が合っているのか?を確認する方法!
この方法は必ずしも必要ではないので読み飛ばしても大丈夫です。
自分用のメモとして残しています。
「.user.ini」のファイルを確認する以外にも、Wordfence SecurityのWAF設定が正しく設定されているのかを「phpinfo.php」で確認する方法があります。
ウェブサーバーのファイルマネージャにアクセスして、調べたい対象のドメイン直下に「phpinfo.php」のファイルを作ると、WAF設定をブラウザ経由で確認する事が出来ます。
「.user.ini」のファイルの書き換えを何度も繰り返したり複雑な作業をする時には、これを親ドメインとサブドメインの両方に設置しておくと、素早く確認出来るので便利です。
これをしなくても「.user.ini」や「Wordfence Security」の管理画面でWAF設定を確認することも出来ますが、この方法も合わせて確認すれば確実です。
手順
- Xサーバーのファイルマネージャにアクセスして、調べたいドメインの直下に
phpinfo.php
という名前のフォルダを作成します。
サブドメインのアドレスは、Xサーバーの場合に限るかもしれませんが、
・親ドメイン名/public_html/サブドメイン名/
となっていると思います。
■親ドメインの場合
/home/親ドメイン名/public_html/phpinfo.php
■サブドメインの場合
/home/親ドメイン名/public_html/サブドメイン名/phpinfo.php
⚠️ サブディレクトリに置くとサブドメインや下層ディレクトリの設定が優先されるので、必ず調べたいドメインの直下に置く
- 中身は以下のものをコピーして貼り付けます。
<?php phpinfo(); ?>
- 以下のリンクにブラウザでアクセスします。
https://ドメイン名/phpinfo.php
- ショートカットキーの「 Ctrl + F 」を同時に推して検索窓を呼び出して
auto_prepend_file
を検索して、アドレスが合っているのか?を確認します。 - 確認後はファイルマネージャに作った「phpinfo.php」のファイルは必ず削除してください。そのままにしておくとこの情報を公開している状態のままになるので、セキュリティ上の問題があります。
親ドメインは:https://親ドメイン名/phpinfo.php
サブドメインは:https://サブドメイン名/phpinfo.php
にアクセスする。
これらのURLにアクセスして出てきたページに、それぞれのドメインが表示されていれば成功です!

エラーの確認方法
auto_prepend_file | /home/example/ドメイン名/public_html/wordfence-waf.php |
⭕️ URLがそれぞれの対象ドメイン名になっていればOKです。
❌ サブドメインなのに親ドメイン名になっていたらエラーです。
❌ 親ドメインなのにサブドメインになっていたらエラーです。
auto_prepend_file | no value |
⭕️ 「no value」と表示されていたら、WAF設定がされていないということになるので、Wordfence Securityを使用しない場合はOKです。
❌ 「no value」と表示されていたら、WAF設定がされていないということになるので、Wordfence Securityを使用している場合はエラーです。
※もしも設定を間違えてWordfence Securityを使用しているのにも関わらず、無効の「no value」になっていた場合でも「no value」の状態ならばバックアップデータのインポートは出来る状態になっています。
インポートのエラーは直ったけど、Wordfence SecurityのWAF設定が完了していないという状態です。
この状態で「.user.ini」が連動していた場合は、親ドメインとサブドメインのどちらかで「ファイヤーウォールの最適化」の設定をしてしまうと、再びバックアップデータがインポート出来ないという不具合が再現してしまいます。
確認後はファイルマネージャに作った「phpinfo.php」のファイルは必ず削除してください。そのままにしておくとセキュリティに問題があります。
最後にWordfenceの管理画面で「WAF 設定の状態」を確認する!
インポートのエラーが直っても、どちらかのサイトのWAF設定が上手くいっていない場合もあります。
親ドメインとサブドメインのWordfence Securityの管理画面でファイヤーウォールの設定が有効になっているのか?を確認しておきましょう。
「Wordfence Security」の管理画面で以下の二点を確認します。
- ファイヤーウォールの設定が有効になっているか?
- .user.iniの設定が正しくされているか?
Wordfence Securityのプラグインの管理画面で「Wordfence の保護機能が有効です」書かれていればセキュリティが有効になっています。
それを見るとちゃんと設定されているように見えるので紛らわしいのですが、その状態でも「.user.ini」のWAF設定が完了していない場合があります。
「.user.ini」のWAF設定が出来ていない時は、管理画面の上の方に「再設定してください」というような注意書きが出ていると思います。

<「.user.ini」のWAF設定を有効にする方法>
「.user.ini」のWAF設定が無効になっている時は、画面の最上部に「設定するにはここをクリック」という項目が出るので、それをクリックして案内に従って設定します。
両方のサイトで「.user.ini」のWAF設定が無事に有効になっているのかを確認しましょう!
もしも「.user.ini」が連動したままの場合は、片方のファイヤーウォールの最適化の設定をすると、もう片方の設定が無効になるというエラーが起きるので、どちらかのサイトでまたバックアップデータがインストール出来ないというエラーが出ます。
ちなみに、WAF設定を削除した後に両方のサイトでWordfence Securityのファイアウォールの最適化をしないまま放置しておくならば、「.user.ini」の連動を解除する必要はありません。
「.user.ini」のWAF設定を削除したままであればインポートは問題なく出来るからです。
しかし、それを忘れて(又は、知らずに)設定をしてしまう人がいそうなので、ここでは連動を解除することを推奨しています。
Wordfence Securityのセキュリティが有効か無効かを確認する方法
1️⃣ Wordfence 管理画面で WAF 状態を確認
- WordPress 管理画面にログイン
- 左メニューから Wordfence → ダッシュボードを開く
- 「WAF の状態」や「Wordfenceの保護機能が有効です」と表示されているかを確認
- ここで有効になっていれば、サーバー側で WAF が動作しています。
2️⃣ テスト URL で動作確認
https://example.com/?wfs_test=<script>alert('XSS')</script>
example.com → ご自身のサイトのドメインに置き換える
<script>alert(‘XSS’)</script> → Wordfence が攻撃として検知する文字列
上記の URL にアクセスしてブロックされれば、WAF が正しく動作している証拠です。
以下のどれかの画面が出れば、セキュリティは有効です。
- 403Forbidden
アクセスしようとしたページは表示できませんでした。 - Wordfence Securityのブロック画面
❗️自分のサイトが表示された場合はセキュリティは無効になっています。
3️⃣ 注意点
このテストは安全な攻撃シグネチャなので、サイトを壊すことはありません。
キャッシュ系プラグインがある場合、テスト結果に影響することがあります。
本番サイトで実施しても問題ありませんが、必要ならログイン状態とは別のブラウザでテストするとより正確です。
サブドメインにWordPressをインストールすると「.user.ini」の連動によるエラーが出るかもしれません!(Xサーバーの場合)
サブドメインで「バックアップデータがインポート出来ない」というエラーは、「.user.ini」が親ドメインとサブドメインで連動しているのが原因であり、Wordfence Securityを使用している場合には「.user.ini」の連動を解除する必要があるという解説をここまでしてきました。
このエラーを直す方法は、「.user.ini」のファイルの連動を解除するという簡単な方法なので、事後対応でも全く構わないのですが、ここまで調べたのだからこのエラーが発現しないサブドメインのサイトの作成方法を完全に把握したくなりました。
ということで、最初から「.user.ini」の連動が解除された状態でサブドメインのサイトを作成するにはどうしたらいいのか?を検証しました。興味のある方は参考にしてください。
<注意>
前提として、Xサーバーを使っていて、サブドメインで「WordPress簡単インストール」でサイトを作成していた場合にのみ当てはまります。
(※「.user.ini」が連動していても、Wordfence Securityを使用していない場合はエラーにはなりません。)
サブドメイン作成時に「.user.ini」の連動を解除しておくと連動によるエラーを防げる!
まず確実な方法は、サブドメイン作成時に作られる初期ファイルである「.user.ini」ファイルの連動を解除しておくことです。
そして、親ドメインでWordfence Securityを使用しているならば、サブドメインの「.user.ini」に記載されている親ドメインのWAF設定を削除しておきましょう!
そうすれば、その後サブドメインにサイトを作成した時にエラーが起きません!
サブドメインのエラーを防ぐには、この方法が一番簡単です。
- サブドメイン作成(まだWordPressをインストールしていない状態です)
- サブドメイン作成時に作られた初期ファイルの「.user.ini」の連動を解除する
・手順はこちら→.user.iniの連動を解除する方法 - 「.user.ini」の親ドメインのWAF設定を削除して保存する(←ここが大事!)
- サブドメインにWordPressをインストールする
上記のようにすれば「.user.ini」の連動が解除されるので、サブドメインでサイトを作成しても「バックアップデータをインポート出来ない」というエラーが出ません!
サイト作成の手順別のエラーの発現の有無は?
前提としていずれも、Xサーバーの「WordPress簡単インストール」を使ってサブドメインにサイトを作成した場合です。
新規インストールの手順
「サーバーパネル」
↓
「WordPress簡単インストール」
↓
「親ドメインの選択」
↓
「WordPressインストール(新規インストール)」
・WordPress 簡単インストール手順 | Xサーバー公式
コピーからWordPressをインストールの手順
「サーバーパネル」
↓
「WordPress簡単インストール」
↓
「親ドメインの選択」
↓
親ドメインの下にある「コピー」をクリック
↓
「WordPressインストール(コピー作成)」
・WordPress サイトコピー手順 | エックスサーバー公式
■WordPressをインストールする前に、サブドメインの.user.iniの連動を解除している場合(※WAF設定も削除している)
- 親ドメインのコピーを作成
親ドメインとは違うサイトのコピーを作成
新規インストール
→⭕️どの方法からサイトを作成してもエラーになりません。
■WordPressをインストールする前に、サブドメインの.user.iniの連動を解除していない場合
- 親ドメインのコピーを作成
- ❌エラーになる
→親ドメインでWordfence Securityを使用していた場合は、「.user.ini」ファイルの連動の解除と「.user.ini」のWAF設定の削除、又は再設定が必要。
→親ドメインでWordfence Securityを使用していない場合は一見エラーはないが、いずれエラーになる可能性があるので「.user.ini」ファイルの連動を解除しておくことを推奨します。
- ❌エラーになる
- 親ドメインとは違うサイトのコピーを作成
- 🔺.user.iniの連動は解除されているが、コピー元のWAF設定が残っている可能性がある。
→コピー元でWordfence Securityを使用していた場合
コピー元のWAF設定が残っているので、WAF設定を削除、又は再設定が必要。
→コピー元でWordfence Securityを使用していない場合はエラーにならないので何もしなくても大丈夫です。
- 🔺.user.iniの連動は解除されているが、コピー元のWAF設定が残っている可能性がある。
- 新規インストール
- ❌エラーになる
→親ドメインでWordfence Securityを使用していた場合は、「.user.ini」ファイルの連動の解除と「.user.ini」のWAF設定の削除が必要。
→親ドメインでWordfence Securityを使用していない場合は一見エラーはないが、いずれエラーになる可能性があるので「.user.ini」ファイルの連動を解除しておくことを推奨します。
- ❌エラーになる
・WordPress 簡単インストール手順 | Xサーバー公式
・WordPress サイトコピー手順 | Xサーバー公式
エラーのあるバックアップデータを復元すると不具合が再現するのか?
今回、「.user.ini」の不具合を修正した後に、不具合があった時のバックアップデータを復元すると不具合が再現するのか?が気になったので試してみました。
All-in-One WP Migration and Backupで復元してみて確認しましたが、不具合の再現は無かったです。
一度「.user.ini」の連動を解除してしまえば、エラーがあった状態のサイトのデータを復元しても不具合の再現はないようです。
復元後は念のためにサブドメインの「user.ini」の内容を確認してみましょう。
「WAF設定の記載がない」又は、「WAF設定にサブドメインのURLが記載されている」ならばOKです。
そこに、親ドメインのWAF設定が記載されていたらアウトです。
前述の方法で修正しましょう。
バックアップの際はコピー元のセキュリティプラグインを無効化しておくこと!
All-in-One WP Migration and Backupを使って、サイトをコピーする場合、バックアップデータから確実に復元したいのであれば、元のサイトのバックアップデータをエクスポートする時にはセキュリティプラグインを無効にしてからエクスポートしましょう。
セキュリティによってコピーを拒否される可能性を無くすためです。
同じドメインに復元するのならばセキュリティを無効化しなくても大丈夫なのですが、サイトの複製や引っ越しをする時には、セキュリティプラグインを無効化してからエクスポートしないと復元時にはじかれる可能性があります。
その場合、セキュリティプラグインによって、URL置換を拒否されて元のサイトのURLのまま複製されてしまい、管理画面にも入れなくなってしまいます😱
All-in-One WP Migration and Backupの容量は1Gまたは2Gまで!
All-in-One WP Migration and Backupはバックアップデータが1Gまたは2Gを超えるとインポート出来ないので、普通の復元方法では復元出来ません。なので簡単に復元出来るのは1Gまたは2G以下の場合という条件付きです。
(※1Gの場合もあります。1Gなのか2Gなのかは変動するみたいなので確定出来ません…。)
(※私の場合はxサーバーで1G~2Gでしたが、サーバーの制限によって容量が違うかもしれません。)
Xサーバーではほとんどの場合、初期値の容量が1Gになっているのでインポートするデータが1G以上の場合は2Gに変更する必要があります。
サーバーパネルから「PHP設定」→「phpini設定」からアップロード容量を変更出来るので、容量をあげてみてください。(ファイルをいじらずに設定できます)
サーバーで容量の変更した後でプラグインのインポート画面を確認すると容量の変更が反映されているはずです。(※2Gに変更しても1Gまでしかインポート出来ない場合もあります。)
私が容量の変更をした例です。
Xサーバーの「php.ini設定」で以下の様に変更しました。とりあえず、これを参考に試してみてください。(太字が変更箇所 ※5Gでなくても何ギガでも大丈夫です。)
「サーバーパネル→PHP設定→php.ini設定」
max_execution_time 0
max_input_time 300
memory_limit 5G
post_max_size 5G
upload_max_filesize 5G
max_execution_time 0
max_input_time 300
容量ではありませんが、上記の2項目も一緒に変更するとアップロードがスムーズになるかもしれません。
管理画面から容量の変更が出来るのは親ドメインのみ!
Xサーバーの場合ですが、管理画面から容量の変更が出来るのは親ドメインのみで、親ドメインの設定がそのままサブドメインにも引き継がれるようになっています。
しかし、今回案内した「.user.iniの連動を解除する方法」を実行すると連動が解除されるので、親ドメインの容量の変更が反映されなくなってしまうので、サブドメインの容量を変更したい場合はサブドメインの設定を個別にする必要が出てきます。
サブドメインの容量を個別に変更するにはどうすればいいのでしょうか?
サブドメインのアップロード容量は「.user.ini」で変更出来る!
サブドメインの容量は管理画面から変更が出来ません。
しかし、サブドメインの容量は先ほどさんざん出てきた「.user.ini」を書き換えることで変更することが出来ます。
ちなみに、容量の変更方法には「.htaccess」などのファイルを書き換えるという方法もありますが、Xサーバーではそれらのファイルの変更を拒否する設定になっていて「.user.ini」で容量の変更をすることを推奨しています。
以下の説明を参考にサブドメインの「.user.ini」のアップロード容量の変更をしてみてください。
「.user.ini」のファイルの内容です。
※容量は私が変更した例です。
[PHP]
engine = On
default_charset = UTF-8
error_reporting = E_ALL & ~E_NOTICE & ~E_STRICT & ~E_DEPRECATED
display_errors = On
display_startup_errors = Off
max_execution_time = 0
max_input_time = 300
memory_limit = 5G
allow_url_fopen = On
allow_url_include = Off
file_uploads = On
post_max_size = 5G
upload_max_filesize = 5G
~中略~
pdo_mysql.default_socket = /var/lib/mysql/mysql.sock
[Zend Optimizer]
zend_extension = opcache.so
opcache.jit = off
変更方法は至って簡単!
この5G(初期値は1G)のところを好きな数字に変えて保存すればいいだけです。
(※連動を解除していない場合は親ドメインの容量も同時に変更されます。)
max_execution_time = 0
max_input_time = 300
memory_limit = 5G
allow_url_fopen = On
allow_url_include = Off
file_uploads = On
post_max_size = 5G
upload_max_filesize = 5G
サブドメインに「.user.ini」が作成されていない時には親ドメインの容量が引き継がれない!
サブドメインに「.user.ini」が作成されていない場合は、親ドメインの容量が受け継がれていません。
親ドメインで容量を2Gにしていても、サブドメインの容量はXサーバーの初期値の1Gになってしまっていると思います。
[容量の確認方法]
WordPressの管理画面から「ツール」→「サイトヘルス」→「情報」→「サーバー」にアクセスすると、以下のように容量が表示されています。
私のサイトの例(※容量を変更してあります)
PHP タイムリミット | 0 |
---|---|
PHP メモリ上限 | 5G |
最大入力時間 (max input time) | 300 |
アップロードの上限ファイルサイズ | 5G |
PHP POST サイズ上限 | 5G |
この場合はサブドメインに新しい「.user.ini」のファイルを作成することでサブドメインの容量を個別に設定できます。
「.user.ini」ファイルに記入すべき内容がよくわからない場合は、親ドメインの「.user.ini」の内容を丸ごとコピーして保存すれば親ドメインの容量と同じ設定になります。(※親ドメインのWAF設定があった場合は削除しておきましょう!)
容量の変更をしたい場合は、容量のところを変更して保存します。
または「.user.ini」を作成して、容量の部分だけを記入して保存するのでも大丈夫だと思います。
⚠️私は適切なファイル内容についてはよくわかりません。変更の際は自己責任でお願いします。
他のサイトやチャットGPTに聞いたりなどしてご自身でも調べて確認してください。
「user.ini」が作られない原因は?
初期ファイルを削除してから新規インストールすると「.user.ini」が作られない!
サブドメインの初期ファイルの「.user.ini」を削除してから新規インストールをすると、「.user.ini」が作られないようです。(サブドメインのサイトを削除した後に残るファイルも同様)
- サブドメインの初期ファイルの「.user.ini」を削除して、新規インストー
→.user.iniが作られない。 - サブドメインの初期ファイルの「.user.ini」を削除して、サイトコピー
→コピー元の.user.iniがコピーされる。 - サブドメインの初期ファイルの「.user.ini」を削除しないで、新規インストール
→親ドメインの.user.iniがコピーされる。 - サブドメインの初期ファイルの「.user.ini」を削除しないで、サイトコピー
→コピー元の.user.iniがコピーされる。
サブドメインで「バックアップデータをインポート出来ない!」のまとめ
今回紹介した、サブドメインで「バックアップデータがインポート出来ない」という不具合は、
という条件が揃わないと発生しない例ですが、同じエラーで困っている方の参考になれば幸いです。
■サブドメインのバックアッププラグインで「バックアップデータがインポート出来ない」という不具合の原因は?
- 親ドメインのWordfence Securityの「.user.ini」ファイルのWAF設定がサブドメインに親ドメインのURLのままコピーされたのがエラーの原因
■エラーの修正方法
以下のいずれかの方法で解消します。
- 親ドメインとサブドメインの「.user.ini」ファイルの連動を解除してサブドメインのWAF設定を削除する
- サブドメイン作成時の初期ファイルの「.user.ini」の連動を解除して、WAF設定を削除してから、WordPressをインストールする。
とりあえず、「バックアップデータがインポート出来ない」という不具合が出たら「.user.ini」が原因かもしれない!という風に覚えておくと役に立つかもしれません!
あとがき
今回エラーの原因になったのは、セキュリティプラグインの「Wordfence Security」なのですが、最近(2025年)からXサーバーでは、「CloudSecure WP Security」というプラグインをデフォルトでインストールすることを推奨しています。
なので今後、Wordfence Securityを使用する人が減ってくると、このエラーが発現されることが少なくなるのかもしれません。
ちなみに、このCloudSecure WP Securityの使い勝手はどうなんでしょうね?使っていないのでよくわからないのですが、最初のアカウントの登録がいらないので使い始めのハードルが低いのがいいですね。
今回、自力で解決出来たことが凄いと思いました!
親ドメインとの「.user.ini」の連動による不具合は、Xサーバーでサブドメインを使用していれば遭遇率が高いことのような気がするのですが、なぜか他のサイトで紹介しているのを見つけられませんでしたが、遭遇している人が少ないのだろうか?と不思議に思いました。
そして、よく自力で解決出来たものだと自分を褒めたい気持ちです。
私は今回、初めてファイルマネージャを触ったくらいの初心者なので、解決策を発見できたのが奇跡だと思っています。
何日も模索していたら偶然手がかりを見つけて発見できたのです。
科学者が長年諦めずにいることで遂に与えられる「偶然という名の奇跡」を今回味わった気ようながしています…(大袈裟)
まあチャットGPTの手を借りたおかげでもありますが…しかしやつは嘘つきなんですよね…😅(何度か騙されました。さっきと逆のことを言ってるよ!と、、もしかしたら今も騙されているのかも知れません。このページのどこかに僅かな嘘があったらGPTのせいです、すみません…m(_ _)m ※紹介した方法は実証実験をしています。)
もしかしたらベテランの人から見たら、「それは簡単なことだよ、わざわざ書くことでもないから言わなかったことだよ!」ということなのかもしれませんね…。
今回調べたことで、サイトの仕組みをある程度は理解できたので良かったです。
そして、プラグインに頼らずとも、手動で復元出来るように手動復元の方法もこれから実践して覚えたいと思っています。
その手動復元についてもいずれ自分用にまとめたいと思います。
このページが皆さまの参考になれば幸いです。
<参考サイト / 自分用メモ>
All-in-One WP Migrationでインポートが終わらないやエクスポートが途中で止まるなど、うまくいかないときの対処法
All-in-One WP Migration and Backupの容量アップの方法
Xサーバーのバックアップや復元について
サブドメインについて(※Xサーバー)
<Xサーバー公式>
よくわからないけど一応保存…。