羽生結弦 GIFT/東京ドーム 羽生:ナレーション 書き起こし

羽生結弦 GIFT/東京ドーム 羽生:ナレーション 一部書き起こし フィギュアスケート

羽生結弦 GIFT/東京ドーム ストーリー(ナレーション)書き起こし


ショーは見たけど、記憶が飛んでしまった方のために。
ストーリーを詳しく理解したい方のために。

ストーリーを今一度振り返るために、羽生くんが作ったストーリー&ショーの全体の流れを書き起こしさせていただきました。
ライブ配信時の休憩時間のインタビュー以外は完全書き起こしです。
(※問題があるようならすぐに消しますので、今のうちに読んでみてくださいm(_ _)m)

羽生さんの紡いだストーリーが、正確に伝わりますように。


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Disney+配信中 /「GIFT」東京ドーム特別版の【特別インタビュー】の書き起こし/羽生結弦



ショーの始まり


そこに幸せはありますか?誰かと繋がっていますか?心は壊れていませんか?
大丈夫、大丈夫この物語プログラム達はあなたの味方です。
これはあなたへ、あなたの味方の贈り物。




画面に炎が現れ、火の鳥の演出が流れる。

~小さい頃の羽生君から、歴史を辿るような映像~




画面には、暗い部屋の、椅子に座る黒いコートを着た羽生


羽生自身のナレーション:

気がついたら、世界があった、息をしていた、自分は何だろう?
でも名前はあった、好きなものもあった、大好きなものもあった、僕はその大好きなものになりたかった。
僕にはできないことがたくさんあった。でも少しずつ少しずつ、できることが増えた。

そのたびに世界があったかくなった、その世界が大好きだった。

だからもっと、もっとあったかくなりたくて、できるようになりたくなった。


—羽生、火の鳥登場—
炎の中から、羽生が現れるような演出
火の鳥の羽を広げた羽生、巨大な炎の翼
圧倒的な存在感!



—♪火の鳥—
~羽生火の鳥を舞う~



羽生自身のナレーション:

僕はもっとできるようになった、世界があったかくなるのが大好きだった、
その世界は優しい言葉で溢れていた。

すごい、えらいね、よくできたね。
ある日その世界でいっちばんあったかくなれる場所を見つけた。


それは僕の夢になった。

いつか叶うのかな?
「きっと叶うよ」
心の中から聞こえてくる

どうしてそんなこと言えるの?
「だって君は叶えたいんでしょ?」

うん僕は叶えたい
「だったら絶対に叶うよ、君はできないことが嫌いだから」
そう言って、心の中から聞こえてきた不思議な声が消えていった。

周りにはたくさんの声があることも、たくさんの命があることも、まだまだ気が付けなかった。

けれど、自然は大好きだった。
光を浴びて、水をキラキラと輝かせて、ある日気がついた。

毎日同じようにそこにあるのに、気がついたら一気に大きくなってて、
努力なんてそこには無さそうなのに、簡単に大きくなっていく姿に、少し羨ましさも覚えた。


僕だって頑張ってるのに、ずるい。
僕はどうして上手くなれないんだろう。

草は言った。
「私はね、大きくなって花を咲かせるんだ!」
「そうするとね、世界があったかくなるんだよ。」


いいな、全然苦しそうじゃない。
なんにも頑張ってない、僕はこんなにも頑張ってるのに。


ねえ、なんでそんな簡単に夢が叶うの?
僕も叶えたい!

それはね、太陽があるからだよ!力をた~くさんくれるんだ!

太陽か…いいなぁ。
僕は太陽みたくなりたい!
太陽みたいに、みんなに力をあげて、みんなが世界をあったかくするんだ!

でもどうして太陽はずっといてくれないんだろう。

夜になると暗くなっちゃう。
そっか、月が悪者なんだ。やっつけてやる!
おーい、月!なんで太陽を隠すの?

「僕は、太陽が大好きで大切なんだよ?」
あれ?嫌いだから隠してるんじゃないの?

「太陽だって、ずっと力をくれるわけじゃないんだ」
「僕は自分では光れないけれど、太陽が光をくれるんだ。そのおかげでこんなこともできるんだよ?」

月の周りには虹ができた。
とても綺麗で、すごく儚くて。心が暖かいもので満たされた。
そして同時に気がついた。

月にはたくさんの傷があること。とっても痛そう。とっても辛そう。
痛くないの?どうして頑張れるの?

「夜になるとみんなが見てくれるんだ。」
「辛いところなんてないよ、これが僕だから」

すごくかっこいいって、思った。僕も月みたいに、強くてかっこよくなりたいって思った。
それから何度も辛くて悲しくてやめたくなったけど、頑張った。
でも、できないことばかり、
やっぱりできない、でも頑張る。
負けない。

ずっとずっと暗いトンネルの中みたいだった。
でもそのトンネルには、光が入ってくる場所がいくつもあって、
朝になって、夜になって、また朝になって、すぐ夜になる。
そんな毎日だった。
そのトンネルを進むたび、一人になっていった。
でもそれでよかった。

大切なものがあるんだ!

夢という光のかけら。

ずっとずっと大切にしているものと、一緒に進むんだ。

ずっと前に。
前に、前に!
走って、走って、全力で進んだ。

気が付くと、大切なものしかなくなっていた。

それは、さみしいこと?

ううん、楽しい!

そうだよね、楽しいよね。

失くしたくないものを、ずっと大切にして、ぎゅって掴んで、絶対に離さないんだ。

だって、叶えたい夢があるから!
それが、かっこいいから!
それが、僕なんだ!


—♪ホープアンドレガシー—

~月の映像とともに、羽生が舞う~

~羽生さんのイメージ画像が流れる~【羽生さんの脳内っぽい感じ、心の中と言う雰囲気】

羽生自身のナレーション:

それが僕なんだ、僕なんだ、僕なんだ。

涙がこぼれ落ちた。周りが一気に崩れていく。何もできないまま、ただ怖いだけで、
たくさんあった花も消えていた。

太陽はいつのまにかいなくなった。月もいない。真っ暗。
なんで、何が起きたのかわからない。


だってあんなにキラキラしていたんだ、だってあんなにたくさんの命があったんだ、
だって、だって…だって…。(碇シンジっぽい早口で)

あんなにも大切なものと一緒に、成長してきたんだ。
大切なものだけ、選んできたのに。

どこに行ったの?どうしてなくなったの?
大切にしてたのに、なんで、一人はいやだ。
寂しくなんかなかったはずなのに、悲しくなんかなかったはずなのに、
一人なんか怖くなかったはずなのに、また、涙がこぼれ落ちた。

ずっとずっと、隠していた涙。

頑張ってきたのに(涙声)、どうしてなくなるの?
とてもとても寒い夜。

空っぽになってしまった、大切なもの。
ひとりぼっちでいると、空から光が…大切なものをそっと照らしてくれた。

「大丈夫だよ、みんないるよ。なくなってない。」


その光はまた、大切なものに命をくれた。


—光を持った白い衣装のダンサー現れる—


そして、、また、、

草木がキラキラと輝き始めた。

—白い丈の長い衣装の羽生が現れる—

—♪あの夏へ—



~水の音~

—白い衣装のダンサーたちのパフォーマンス—


羽生自身のナレーション:

満天の星空が照らしてくれた。
大切なものは、空っぽじゃなくなった。

光たちは言ってくれた。
「君には、君にしかできないことがあるよ。それを、見たいんだ。」

ありがとう、ありがとう、ありがとう。
大切なものとの日々はまた始まる。

夜があけて、朝になった。ずっとずっと、霧の中。
少しずつ、、少しずつ、、でもちゃんと前に進んでいるのかな。

「大丈夫、ちゃんと進んでいるよ」

風が前から吹いてくる。進んでるほうから強く。
でもどこか優しく吹いてくる。

風が教えてくれる。
「君が進む方は、とても大変だよ」

でも、歩みを止めない。
僕は分かっている。
あなたが向かい風だとしても、あなたは優しい。
たとえ今は苦しくても、きっと寒い日には暖かくしてくれる。
暑い日には冷やしてくれる。

それが、あなたでしょ?

風が強く吹いている。
その風が微笑んでいるように思えた。
だから怖くない。
風の強い日を選んで、進んでいく。
そんな僕に、風が言った。

「そのまま進んでおいで、君の夢は叶うよ。」

いつのまにか危機は風が飛ばしてくれた。


—光が集まってバラ1の衣装を着た羽生になる—
~画像の中で羽生がバラ1を舞っている~

途中から、
バラ1の衣装の羽生がリンクに出てくる

—♪ばら1—

~羽生が水に沈んでいく映像~

「君の夢が叶うのは、誰かのおかげじゃない。
ずっと君が、今の君を選んできたんだよ。

~子供の頃の羽生の演技している映像が流れる~

「ほら、嬉し涙が出るね。」
「その涙が出たのはなぜ?」
「その涙をたどっておいで、探しておいで、涙がどこから来たのかを。」


~♪オトナルが流れる~

「たくさん戦ってきたよね。たくさん嫌なことしてきたよね。たくさん我慢したよね。」
「たくさん悔しくて泣いたよね。全部きみが選んで来た日々。」

これはいつの傷だろう?
ちゃんとかさぶたになってる。でも、、、、治ってない。


「ずっと待ってたんだよね」
「大丈夫、もう叶ったよ」

あなたのおかげで、強くなったんだ。
本当にありがとう。

すべてこの時のために、この瞬間のために、この僕のために、頑張ってきた。
選んできた。
でも、もう少し飛べるよ。もう少し、頑張りたいんだ。

今まで選んだ日々には、草も花も、太陽も月も命たちも、星の光たちも、たくさん一緒にいたから、もう少しみんなといたい。一緒にいたいんだ。

願いが叶うなら。もう少しみんなと飛びたい。
もう少し、もう少し。


画面には~2022.02.11~と表示される。ここから時間が進んで~2023.2.26~になる。


—白ジャージの羽生が出てきて、6分間練習が始まる—

~アナウンスの流暢な英語で、試合の時のように羽生を紹介する~


ジャージを脱ぐと、ロンカプの衣装。


—♪ロンド・カプリチオーソ—(北京の再現のように、試合が始まるように演技が始まる)

羽生ノーミス!


【開演から50分】
—製氷のため40分の休憩— 


羽生結弦とCLAMPの夢のコラボレーション絵本『GIFT』

羽生結弦が自身で紡いだ文章にCLAMPがイラストを描き1冊の絵本になります。




テレビのHDMI端子に接続するだけで、Huluストアなどのライブ配信がTVの大画面で見れるのでオススメです!


ライブ配信映像には、羽生さんのインタビューが流れる。20分間位

羽生インタビュー /GIFTのコンセプト



コンセプトとしては、僕から応援してくださった方々だったりとか、今まで与えてくださった方々への感謝の気持ちを込めて、贈り物として皆さんに届けたいなと思って、GIFTと言うタイトルにしました。

僕があまりにも貰いすぎていたと思うので、思いの結晶というものを皆さんにいただけたと思うので、だからこそ今度は、想いに対してのその想いを届けたいと言う気持ちで、贈り物を届けたいなと思いました。~以下省略~


羽生インタビュー / ギフトを通して伝えたいこと

いろんな思いとか物語とか、いろいろ浮かんできていて、色々やっているんですけど。
どんだけ自分勝手な人間なんだろうということを、今改めて思ってて、でもそれが自分だなって思いつつも、皆さんも「羽生結弦って、普通の人間じゃん」って思える機会にもなると思うんですよね。

こんなに成功しているように見える人間でも、「私たちと一緒じゃん」って、安心してもらいたいなって、思うような物語を考えてはいます。
僕が震災の時に感じたように、コロナが広まっていって練習している時に感じたように、
人って一人じゃ生きていけないなって、でも一人になってしまうこともあるし、一人がいいなって思うこともきっとあるし、でもその時に一人でもいいよって、大丈夫だよって、心の中を覗いてみたら、
自分とプログラムがそこに存在してるよって、決してひとりではないよって、
だから一人になりたい時は、一人で大丈夫だし、またその扉を、心の扉を開けたいなって思った時は、そこに自分のプログラム達がいるから大丈夫だよって言えるような、贈り物を届けたいなって思っています。



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ショーの後半



–♪レッツゴークレイジーが生バンドで演奏される–


—♪レミエン—

~羽生さんが出てきてレミエンを滑る~



—ピコピコ音コンピューターチェックがな音がする—
エレクトリックな演出


羽生自身のナレーション:

楽しい、楽しい、た~のしい。
楽しいよね。楽しくない理由なんかない。
楽~しいでしょ?ねえ、楽しいでしょ。

「うん、楽しい」(コンピューターのような声)

そうやって笑う、笑うその顔を作ったのは誰だ?
そいつは誰なんだ、誰のための誰なんだ?

「行きます、頑張ります」(コンピューターのような声)

本当にできると思ってるの?
自分にできると思ってるの?
分からない。
どんな根拠がある。


「だって出来なきゃ意味がないでしょ」(コンピューターのような声)
「出来るのが僕だから」
「できないのなら、できるまでやるんだ」


そっか、自分にはできると思い込んでる。
違う、そうじゃない。
できることにしたいんだ。
できない自分なんか、存在する意味がないんだ。
必要ないんだ。
そっか。

いつだろう、好きなことをして、楽しくて。
でもそれだけじゃいられなくなったのは、いつだろう。

好きでも、楽しくもなくなってしまったのは、いつだろう。

苦しいが積もりすぎて、頭がおかしくなる。
何も考えたくない。何もかもうるさい。
やれる以上のことをやってる。

いつもいつも、ずっとずっと、出来ないことを出来るようにしてきてる。

やってるんだよ! いつも! 自分のこと超えてるんだよ!

こんなに頑張ってるのに、こんなに尽くしてるのに、ここまで来るのにどれだけの時間がかかった?

どれだけの努力をしてきた? 
自分でも分からない。
出来なきゃ意味がない。

なら今の僕は、必要がないのか。
本当にそうでいいのか。


「やらなきゃ、できるまでやらなきゃ」(コンピューターのような声)


~~リンクの上に羽生くんの巨大な人型がライトで描かれる。~~


ただ暗闇に打ち勝ってきた。
誰のおかげでもない。
ただ時間と体力と精神を削って、
ただ心臓と、心のエネルギーを消耗して、
ここまで来た。
ここまでやってきたんだ。

綺麗事なんかひとつもなかった。

こんなにも、こんなにも、こんなにも苦しんでる。
こんなにももがいている。
運命にひたすら争ってきた。
誰も傷つけないように、誰かが傷ついてしまわないように。
誰も失望してほしくない。

僕のあるべき姿になるために、だから強くなるんだよ。
僕が僕であれるように。

こんな僕のこと誰がわかる?
一生わからない。分からない。

~~コンピューターの画面が黒くなり、ゲームオーバーの文字が表示される~~



—♪阿修羅ちゃん—

赤いシャツにネクタイの羽生がキレキレで踊る!(めっちゃくそかっこいい!!)


–大画面には黒い世界にいる黒い服の羽生がしゃべっている–

黒い世界にいる羽生は言う
もう疲れた。
疲れてもう、動けない。
動きたくなんかない。

白い世界にいる、もう一人の羽生は言う
できるよ。頑張れるよ。

黒い世界にいる羽生:
もう頑張ったでしょ、頑張ったよね。
休みたい。もう疲れた。
休みたい。
弱い心と、強いプライドが、いつも邪魔をする。

白い世界にいる羽生:
強いよ。どんなことだって乗り越えられるよ。
全然、怖くなんかない。

黒い世界にいる羽生:
怖いよ。何もできやしない。
出来ない僕は一人だ。

白い世界にいる羽生:
ちゃんといるよ。振り返ってよ。みんな待ってるよ。


黒い世界にいる羽生:
動けない。怖い。僕は、何もできない。


白い世界にいる羽生:
うん、知ってるよ。
でも、届けたいんでしょ。
動けないけど、動きたいんでしょ。

黒い世界にいる羽生:
僕は、できない。
けど…

白い世界にいる羽生:
全部知ってるよ。誰だと思ってるの?

黒い世界にいる羽生:
誰?

白い世界にいる羽生:
僕はあったかい世界のきみ。

黒い世界にいる羽生:
あったかい世界?
こんな僕じゃ、なれない。
出来ない僕じゃ、なれない。
僕には、何もない。
足りない物しかない。


その足りないものを望んだら、僕じゃないものを見つけた。
僕はそれになりたい。


僕はみんなに、僕に、求めてもらいたい。
ちゃんと見てもらいたい。

君に手を伸ばす。君になりたいんだ。


~画面の中で、黒い世界の羽生が、向かい合っている白い世界の羽生に手を伸ばしている~


こんな、何もできない僕でも、君となら。

~二人が手を合わせようとする~


—♪オペラ座の怪人—

羽生がオペラ座の怪人を滑るが、すぐに引っ込む

その舞台の画面には、オペラ座のような仮面をかぶった大きい羽生が映し出される。

その羽生が両手を広げると、画面から見切れた両手が、スクリーン両脇にあった謎の巨大な両手と画が繋がる。(※その手だったのか~!😱!)


~再び羽生が出てきて、オペラ座の続きを舞う~


~また画面に、黒いコートを着た羽生が白い世界で歩いている~



羽生自身のナレーション:

心を全部閉じ込めたふりをして、誰にもわかられたくないと強がって、どこにも行きたくない。
何もしたくないとふさぎこんで、でもそこに、ドアがあるのはどうして?

それは、君自身がつけてるドアだよ。


鍵穴なんかなくて、ドアノブも壊して、釘を打ち込んで、ボロボロになってでも、そこにドアを取り付けてるのは、君自身だよ。


君は特別じゃない。

「僕」は特別なんかじゃない。
誰よりも弱くて、ひび割れてて、たとえ息が止まったとしても、世界は止まらずに進む。

君も「僕」も特別なんかじゃない。

だってさ、みんな、一人一人の生命だから。
みんな、一人一人の世界の色があって、僕らには僕らの世界の色があって、
いつのまにか君と「僕」とだって、見えている色は変わってる。

僕がここから見ている間に、君はたくさんたくさんいろんな色を付けてきたよね。
だから、今の君は、今の色でいいんだよ。
頑張って頑張って、作り上げてきたよね。
簡単に壊れてしまうけれど、簡単に汚れてしまうけど、それが、君の色だから。
かっこ悪くて、傷ついて、隠して行くしかなくて、涙でヨレヨレになっているけど、

大切にしてきた、君だから。
大切な、君と言う本当だから。
君が大切にしなかったとしても、
「僕が大切にするよ」
「もう、大丈夫だよ」
「でももう時間なんだ」

声を枯らして叫ぶ
行かないで
消えないで
一人は嫌だ
誰も傷つけない
ちゃんと完璧でいるから
ちゃんとできる僕でいるから
一人になんかしないで

「時間はもうないよ」
「もうお別れの時間だよ」
「ずっと一緒にはいられないんだ」
「永遠なんてない」
「僕は、君の「夢」だから」
「夢は覚めなきゃ」
「いってらっしゃい」

繋がっていた鎖は、粉々に散って、自由になった。

鎖が外れた先に何があるの
何一つ残っていない
「夢」は、終わった
振り向かないで歩き出さなきゃ
もう思い出さないように
進まなきゃ
頭が痛む
心が痛む

消えてしまったのは何だっけ
なんで消えてしまったんだっけ

ただ頬に涙が伝う
こんな僕だった
何も出来ない僕だった
ただひたすらに、
一人だった



—♪いつか終わる夢—



~画面の映像、羽生は暗い部屋で椅子に座る~
(座り方かっこいい!黒いロングコート、バサッてやって座った!)

羽生がこちらを見て(カメラ?観客?に向かって)喋り始める。


一人のはずなのに、
真っ暗なはずなのに
終わったはずなのに
なんでこんなにも明るい光に照らされるのだろう?
眩しすぎて、直接見ることなんてできない
僕に見る権利なんてない

それでも、星たちがキラキラ輝いて、照らしてくれた。

「頑張れ、大丈夫だよ」(優しい声で)


太陽の光を浴びた月も光っていた。
その凛とした光は、とてもかっこよかった。
僕の行く道を、光で導いてくれた。


「ちゃんと光を、受け取れるよ」


その道には、花が咲いていた。
まっすぐ生きている姿があった。

「私たちがいるよ」

少しだけ、月の道を進むと、前から風が吹いてくる。
その風は、とても優しく、暖かかった。

「ずっとあなたは、向かってきた」
「そんなあなたを、私達は知ってるよ」

いつのまにか感じなくなっていたみんなが、そこにはいた。
そのことに気が付けなかった。


でも、、僕は、、一人だ。
どうしても一人だ。


終わってしまった大切なもの (ちょっと泣きそうになりながら喋る)
消えてしまった大切なもの
どこにもない
大切なもの

君がいれば何だってできる気がしていた
毎日、苦しいことだって、楽しいことだって
笑って、怒って、泣いて、寂しいことも、悲しいこともあって
でもずっと、当たり前のようにあった
ずっとそばにいてくれた
大切なもの

なんだって頑張ってきた (この後もずっと泣きそうになりながら喋る)
ずっと独りだった?
違うよ
一人は選んできた
でも、ずっとずっと一緒にいたんだ

大切にしてきたんだ
でもいつのまにか、大切にしなくなった
できない自分も、君のせいにして
悲しみだけをぶつけて
傷つけて

苦しいのは、僕じゃなかった
苦しいのは、ボクだけじゃなかった
苦しいのは、一人になってしまうこと
共に歩めなくなってしまうこと
いつも共にいたから
これからも、共にいたかった


僕は独りだ

~羽生、下を向いて目を閉じてうつむく~


「独りじゃない」


~羽生、顔を上げる~

君の声が聞こえたような気がした

独りになんかさせない
ずっとずっと忘れないで
寂しい気持ちに蓋をしないで
君の中の寂しいをちゃんと見てあげて
僕は知ってるよ
君はいつも強い
けど今はいいんだよ
辛くて泣きそうになっていいんだよ

ひとりになって気が付けたんだ

独りになんか、させてくれやしない
みんないる
こんなにいっぱいいる

星たちのひかりが
一段と輝きながら
ひとつになって

僕は知っている
ちゃんと受け取ろう
独りじゃない

「ただいま」

おかえりなさい
僕の夢

みんなからのギフト

~椅子に座っていた羽生は立ち上がって歩いて行く~


—♪nottestellata—


羽生自身のナレーション:

僕の行く道に何があるかなんてわからない
僕らの目指す先に何が待っているかわからない


~羽生がステージの上の方に上がっていき、白鳥の翼を広げる演出~


でも、続けていこう
走っていこう
ギフトを届けに行くために



元気に毎日過ごしていますか
辛い気持ちになっていませんか
一人で悲しくなっていませんか
どこにいても、いつだっていいです

疲れて、心が干からびた時に
帰ってきてください


こんなくだらない物語と
とっておきの物語が
ずっとここにいます

あなたのこれまでと
これからの物語のために


~リンクの上にfinの文字が書かれる~ 【公演開始から:2時間17分】


画面にエンドロールが流れる

—♪僕のこと(エンドロール)—


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アンコール

~GIFTのグッズのボアフリースを着た、羽生さんがマイクを持って出てくる~


羽生のトーク

皆さん、ギフトどうでしたでしょうか?
ええ、ホントに一生懸命頑張らせて頂きました。
そして、またこれからアンコールとして、もうちょっとだけ演技をさせていただきます。

まずは、この東京ドーム・アイスストーリー・GIFTを作り上げてくださいました。
音楽の、東京フィルハーモニー交響楽団の皆さん、
ピアノのカワダさん、マエストロのクリタさん、
そして、人間ならではの演出を加えてくださいました、イレブンプレイの皆さん。

また、こちらにいらっしゃいます、ギフトスペシャルバンドの皆さん。
そしてそして、このギフトの音楽、総合監督を務めてくださいました、武部聡志さんです。

大きな拍手を!
本当にありがとうございました。


突然武部さんが喋り出す。
武部:「そしてそして、」

羽生:「え?!あれ?」

武部:「今日までですね、本当に練習を積み重ねて、深夜まで毎日練習を積み重ねて、今日ここまで滑り切りました。羽生結弦!」

羽生:
「ああ、ありがとうございます」頭を下げる
「え~台本にこんなことなかったじゃないですか?!あははっ」
「なんか、武部さんに話振ったときに帰ろうと思ったのに、全然開かないんですもん、ここ!(出入り口を指さして)。びっくりしました」

武部:「あと、羽生くん、今日一日だけのために、ここにアイスリンクを張って、セットを組んでくださった、ね、そして演出のMIKIKO 先生はじめ、本当に大勢のスタッフの方々が、今日1日のために、力を尽くしてくださいました。スタッフに大きな拍手を!」

羽生くん天を仰いで涙ぐみながら、拍手をする。

羽生:「本当にありがとうございます!」
「では武部さんよろしくお願いします!」
と言って退場する。

武部:「あの、本当に彼の努力、彼の本当に演技から僕らも勇気をもらって、きっと皆さんもそうでしょうけれど、すごく力をもらいました。」
「その気持ち、羽生くんの気持ち、そして我々の気持ちをこめてですね、今日「GIFT」という曲を作ってきました。羽生君が次の演技の準備をしてる間にその「GIFT」という曲を是非聞いていただきたいと思います。」

—♪GIFT(演奏)—

—♪春よ、来い—

羽生さんが出てきて「春よ、来い」を舞う

—♪SEIMEI—

羽生さんが出てきて「SEIMEI」を舞う
~最後のコレオのところから~


「SEIMEI」が終わると、
ヘッドセットマイクをつけて、パーカーを着て再び出てくる羽生さん

「ありがとうございました~!」手を振る


フィナーレが流れる。

—♪水平線(フィナーレ)—

周回しながら手を振る

2:45:17~

つい、一緒に歌ってしまった羽生さんの歌声がマイクに乗る!

「水平線が光る朝に~」

ボリュームを上げないと聞こえないかもしれないけど、確かに歌声が聞こえた!
もっと歌ってくれて良かったのに~~~!!!
もっと聞きたい!聞かせてくれ~~!!
一瞬だけど聞きたい方は、ディズニープラスで見てください!2:45:17~のところです😍

羽生くん、メンバー限定発売でいいんで、歌出したら買うよ!!!!!!
歌聞きたい! 変な欲望が湧いてしまいました。。😅

羽生くんの声には、癒しのバイブレーションがのっています。
なんでもいいから、歌聴きたいです~~!!


MIKIKO 先生達はあちらにいます拍手を~!!
素敵な演出をありがとうございました!

そして、会場に来てくださった皆さん、配信で見てくださってる皆さん、皆さんがいて、ギフトが作られています。

本当に、ありがとうございました!!

正直ここまで来るのに、めちゃくちゃつらかったです。(※胸を押さえてゼーゼー言いながら、ちょっと苦しそう…)
めちゃくちゃ頑張って練習してきました。
練習したことが報われねえなって思うことがいっぱいありました。

皆さんの期待に応えられるか本当に分かんなくて、辛い時もありました。
誰の心にも残らないことも、目に焼き付くことのない日々も
(涙こみ上げて、息を飲んで上を向く)

でもやっぱ、スケートが好きでよかったです!


高まって、アドリブでコレオ的なものを情熱的に舞う。


~アウトイーグルで、めっちゃ大きな円を描きながら言う~
(※かっこ良すぎる~!イーグルで最後の挨拶なんて、エモすぎる😭イーグル好きすぎな私は、エモの渋滞。。)

今日は本当に、ありがとうございました!
今日という日が、皆さんの人生にとって、今日だけでもいいんで、記憶の中に残って、
辛い日々の中で、少しでも帰れる日々となりますように、帰れる記憶となりますように。


~頭を下げる~

本当に、ありがとうございました!

~手を広げる~


ちょっとだけ、へへっ、ちょっとだけ、ちょっとだけ静かにしてくださいね。ふふっ。(会場、笑)
頑張るんで

~ヘッドセットマイクを外す羽生~



「ありがとうございました~~!!!!」 力いっぱい叫ぶ!

◆「GIFT」演目

・前半
「火の鳥」
「ホープ&レガシー」
映画「千と千尋の神隠し」から「あの夏へ」
「バラード第1番」
「序奏とロンド・カプリチオーソ」

・後半
「レット・ミー・エンターテイン・ユー」
「阿修羅ちゃん」(Ado)
「オペラ座の怪人」
「いつか終わる夢」
「ノッテ・ステラータ」

・アンコール
「春よ、来い」
「SEIMEI」


公演時間:2時間50分 GIFT/東京ドーム ~終わり~


羽生くんの本気、全力、伝わってきましたよ!これだから好きなんです!
と、改めて思い知らされました。

もう、普通のアイスショーを超えている、感動のライブのエンディングです。
アイドルコンサートのような、ロックスターのようでもあるし、いやそれ以上に、なんか感動的でした!!

ありがとうございました~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!
(※書き起こしめっちゃ時間かかった~~😭)

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写真集には、羽生選手の最新撮り下ろしカット46ページと、1万7000字に及ぶ独占インタビューが掲載される。29歳でプロ3年目を迎えた羽生選手の現在の心境や、初の単独ツアー「RE_PRAY」を終えた手応えなどが赤裸々に語られている。通常版とAmazon&楽天ブックス限定版の2種類のカバーが用意されているのも特徴だ。

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写真は、写真集『羽生結弦』でも話題となったフォトグラファーの矢口亨氏が担当。
モードな衣装に身を包み、音楽に合わせて多彩な表情を見せる羽生選手の姿が、46ページにわたって収められている。

そのほか、プロ2年目のアイスショーのリポートや、共演者へのインタビュー、コーセー「雪肌精みやび」とのコラボレーション企画など、見逃せない内容が盛りだくさん。

写真集は、A4判・オールカラー・128ページ。定価は3300円(税込)。



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写真:矢口 亨, 著:高木 恵 ★地元・仙台での非公開撮り下ろし写真は、羽生結弦さんのリラックスした一面や、彼の地元愛を感じさせるシーンが満載。


\2024/8/20発売♪GIFTオリジナルパーカーが付くのもあるよ!/

(株)テレビ朝日 ★スケーター史上初の単独東京ドーム公演 『GIFT』 永久保存版 発売決定! あの感動を、再び。

2024年8月20日(火)に、【GIFT】DVD・Blu-rayの発売が決定いたしました!




\『プロローグ』ついに映像化!2024年7月19日発売! /


\ 2/7発売!神こと、小海途さんの撮った羽生結弦! /


\ ◆蒼い炎の最新作◆ 印税はアイスリンク仙台に寄附されます😊 /


>>羽生結弦選手×ファイテンの歩み
>>ウイングス ゴールド|羽生結弦×ファイテン



\羽生結弦がお殿様に?!初、映画出演作品♪/

出演:阿部サダヲ, 出演:瑛太, 出演:妻夫木聡, 出演:竹内結子, 出演:寺脇康文, 出演:きたろう, 出演:千葉雄大, 出演:橋本一郎, 出演:羽生結弦, 出演:重岡大毅, 出演:松田龍平, Writer:中村義洋, Writer:鈴木謙一, 監督:中村義洋

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