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富士通のVista(FMVNFD70WC)をWindows11(24H2)にアップグレードする方法!

富士通のVistaパソコンをWindows11にアップグレード(インストール)する方法! How to

我が家の古いWindows Vista 富士通FMV-BIBLO NF/D70」「型名 FMVNFD70WC」をアップグレードするべく、要件を満たさないパソコンをWindows11にアップグレード(インストール)する方法を調べたので紹介します。
(正解にたどり着くまでにかなり苦労しました…。そして衝撃の結果が…!!)

そして、要件を満たさないパソコンの要件を突破する裏技の方法を、私のパソコンで実際に試した結果も交えて紹介していきます。

そして残念なことに、裏技をつかってもWindows11にアップグレード出来ないパソコンの要件があるということがわかりましたので、それをチェックする方法を紹介します。
どうやってもだめならば、最初から無駄な労力を使わない方がいいですもんね😭

私と同じ型番や同じスペックのパソコンをお使い方や、古いパソコンでWindows11をアップグレードしたい方の参考になれば幸いです。

富士通のVistaをWindows11にアップグレードしたい!

今回アップグレードしようとしたパソコンは、富士通のVistaにWindows10をクリーンインストールして使用していたものです。
メモリ増設+SSDに換装して何とか動いていました。

古いだけで、頑丈なこのVistaパソコンを見捨てるのは忍びないので、メインのPCが故障した時のためのサブ機として、生かしておきたいのです。

今回は「PC正常性チェック」の要件を突破しないといけないので、Windows10の時のように単純にクリーンインストールという方法ではWindows11にアップグレード出来ません。
散々悪戦苦闘して、要件突破の裏技を片っ端から試したり調べたりして見ましたが…。

結局は私のPCはアップグレード出来ないということが判明しました…m(_ _)m
いろいろ試して分かったことや、要件突破できない条件とは何か?を紹介します。

私のパソコンのスペック

我が家のパソコンは、Windows10にクリーンインストール済の「元WindowsVistaです。

<スペック情報>
メーカー 富士通
品名 FMV-BIBLO NF/D70
型名 FMVNFD70WC
発表時期 2009年夏モデル

<※Windows10にアップグレードしたときに改造してあります>
HDDをSSD(500G)に換装済
メモリ増設済:2G→4G

<システム情報>
プロセッサ Intel(R) Core(TM)2 Duo CPU P8700 @ 2.53GHz 2.53 GHz
実装 RAM 8.00 GB
システムの種類 64 ビット オペレーティング システム、x64 ベース

プロダクトキー未登録のまま使用>
Windows10の時はプロダクトキー未登録でも更新プログラムは配布されていましたが、Windows11になったらどうなるのでしょうか?!
Vistaパソコンの辛いところはプロダクトキーが引き継げない所だったんですよね…同じWindowsなのに仲間はずれで悲しい…(涙)。
(Windows8等はプロダクトキーが引き継げるみたいです。※詳細不明ですが…。)

PC正常性チェックの結果
PC 正常性チェック アプリの使用方法 – Microsoft サポート

このPCは現在、Windows 11システム要件を満たしていません

<要件の可否>

PCはセキュアブートをサポートしている必要があります。
→❌

TPM 2.0 がこのPCでサポートされ、有効になっている必要があります。
→❌

プロセッサは現在、Windows 11サポートされていません。
→❌(プロセッサ Inde Care2 Duo CPU P8700 @ 2.53GHE)

少なくとも4GBのシステムメモリ (RAM) かあります。
→⭕️ システムメモリ8Gh

システムディスクが64GB以上です。
→⭕️ システム保存スペース 500GB

プロセッサに2つ以上のコアがあります。
→⭕️ プロセッサコア2

悲報!Core 2 DuoのCPUがアップグレード不可能なんだって!!

現在、Core 2 DuoのCPUでWindows 11 23H2をお使いの稀有な方々は、24H2にはアップデートできなくなるので、サポート期限日の2025年11月11日までに新しいPCに移行しましょう。

引用:Windows 11 24H2ではCore 2 Duo以前のCPUが排除の対象に

Core 2 DuoのCPUでWindows 11 23H2をお使いの稀有な方々は(稀有って…m(_ _)m)24H2にはアップデートできなくなる」んだって、まじか…完全終了です。。

残酷なのが「23H2」はアップグレード出来たのに、「24H2」からアウトというところ…私の場合は現在Windows10のままで、「23H2」にアップグレードすらしていなかったのですが…これはまだマシな方かもしれません。

23H2の時にアップグレード出来たからと安心していたのに、24H2で急に拒否されるなんてショックだと思います。
付き合っていたはずの恋人がいつの間にか別れたことになっていて、「私たちいつ別れたの?!」とポカンと取り残されたような気持になったことでしょう…。

24H2の必須要件は「POPCNT命令」「SSE4.2」です!

(私は専門的なことはわからないので、最終確認はご自身でお願いします。)

裏技を使っても、この二つがないと完全に拒否されるようです。
(私は散々試してダメだったので自分の中では実証済)

  • POPCNT命令
    • 24H2ではPopCnt命令を備えたCPUが必須だそうです。
      • →Core 2 Duo世代以前のCPUが排除されたっぽい。(私によくわからない)
  • SSE4.2

ざっくり言うと、2010以前のPCはアウトのようです。
そして、「Core 2 Duo」の中でも要件を満たしているものとそうでないものがあるとかないとか…。(詳細不明)

先ずは、この2つの項目チェックで漏れていないか?を確認することが、無駄な時間と労力をかけずに済んで時短に繋がります。

私は何日も悪戦苦闘してしまいました…。
情報がもっと分かり易いと良いんですが、非推奨の方法なので如何に自分で情報を集めるかが要ですね。

Windows11にアップグレードできるかどうかを確認する方法!

最初から確認方法が分かっていれば簡単です!
私のように、いろいろと試す必要はありません。

お使いのPCが裏技で要件突破してWindows11をインストール可能なのかどうかを確認しましょう。

普通にインストールしてみてエラーメッセージを確認する

最も簡単な確認方法は、普通にWindows11のインストールメディアをダウンロードして、インストーラーを起動してみて、要件チェックのエラーメッセージに特定の項目があるかどうかを確認れば分かります。

下の画像が普通にWindows11をインストールしようとした時に現れる、要件の拒否画面です。
ここをみたら一目瞭然です。
最初からこれを知っていれば良かった…m(_ _)m

❌PopCnt
❌SSE4.2

⭕️TPM2.0
⭕️セキュアブート

裏技で突破出来ないのが、上の2つです。「重要な機能」って書いてありますね…。

上の2つが出てきたら潔く諦めましょう!
下の2つやそれ以外は裏技で突破出来ます。(多分)

SSE4.2」が入っているのか?を確認する

前述の方法でも確認出来ますが、SSE4.2が入っているかどうか?を確認する方法もあります。「CPU-Z」というアプリをダウンロードしてパソコンのスペックをチェックします。

こちらの動画で確認の方法が紹介されています。

「UEFI」と「レガシー(Legacy)」

BIOSのタイプには新しいタイプの「UEFI」と古いタイプの「レガシー(Legacy)」というのがあって、Windows11は「UEFI」じゃないとダメなようです。

私にはよくわからないですが…boot(ブート)関連で要件に引っかかる場合は「UEFI」で引っかかっているのだと思います。

以下で説明する裏技の4⃣~6⃣の「USBでカスタムインストーラを作成する方法」では、パーティションのタイプを調整できるので、それで突破出来るようですのでお試しください。

実際にやらないと気が済まない方は、裏技を試してみましょう!

実際に確認しないと気が済まない方は、実際に裏技を試してみてください。

  • PopCnt
  • SSE4.2

この2つの最重要要件さえ満たしていれば、インストール出来るはず…。
満たしていない場合でも、ダメもとで一回やってみれば諦めがつくかも?(お勧めはしませんが…。)

私のお勧めは、この後紹介する要件突破の裏技の中の、3⃣のサーバー偽装か、6⃣「Flyby11」で、カスタムインストーラを作成
という方法です。
但し、無理にインストールすると不具合が起きる可能性がゼロではないので気をつけてください。実行は自己責任でお願いします。
最重要要件を満たしていない場合は、そこでインストールに進まずに諦めるのが最適解です。

参考サイト
Intel デスクトップCPU スペック・性能比較
Windows 11 24H2ではCore 2 Duo以前のCPUが排除の対象に
Core 2 DuoのPCでは本当にWindows 11 24H2が起動できなくなっていた
Core2よ永遠に…。”POPCNT”命令のないCPUでWindows11 Ver.24H2が動作できないかも
参考動画:24H2、SSE4 2、PopCnt、CPUをブロック、システム要件を引き上げ

Windows11を裏技で無理やりアップグレード(インストール)する方法!

さきほど紹介した以下の2つの条件を満たしていたら、裏技を試してみましょう。

  • PopCnt
  • SSE4.2

「要件突破の裏技」は複数あります。

そして、それらの裏技で突破できる要件にも種類があって、あれには有効だがこれには無効…などの違いや、23Hの時は有効だったけど24Hの時に無効になってしまった方法があります。

↓インストールメディアのダウンロード時の注意事項です↓

インストールメディアを何度もダウンロードするときは注意!ダウンロード出来なくなるかも!?

今回、公式サイト「x64 デバイス用 Windows 11 ディスク イメージ (ISO) をダウンロードする」から何度かダウンロードしました。

二つのパソコンで合計4~5回くらいダウンロードしたら、ダウンロード時に「日本語」を選択したあとで、エラーメッセージが出てダウンロードが出来なくなりました!

現時点ではリクエストを完了できません。一部のユーザー、組織、場所については、このサービスの使用が禁止されています。そのため、このサービスに接続する際に匿名化技術や位置情報隠蔽技術を活用することは、一般的に許可されていません。この問題が誤って発生したと思われる場合は、もう一度お試しください。問題が解決しない場合は、「Microsoft サポート – お問い合わせ」ページからお問い合わせのうえ、サポートを受けてください。参照: メッセージ コード 715-123130 および 888d392e-c403-4c3b-86de-813969a5411c.

エラー

おそらく、何度もダウンロードしようとしたり、マイクロソフト側から不正が疑われるような操作が行われた場合に、IPアドレスのブロックが行われているのだと思います。

一定期間経つと再びアップグレード・ダウンロードできるようです。
※私の場合は、翌日試したらダウンロード出来るようになっていました。

要件を満たさないパソコンにWindows11をインストールをしたい場合は何度もインストールし直すことになるかもしれませんが、無作為に何度もダウンロードを繰り返すとブロックされてダウンロード出来なくなるので注意しましょう。

ちょっと気になるのが、この後で紹介する裏技で使用する「Rufus(ルーファス)」からインストールメディアをダウンロードしようとして失敗した直後にエラーになったので、Rufusが悪影響を与えた可能性もあるかな?とも思いましたが、確証はありません。


👉先ずはバックアップしましょう!

OSのインストール前にはバックアップが必須です。
アップグレードやインストール前にバックアップを取っておきましょう!

クリーンインストールでもアップグレードでもインストールに失敗した場合でも、通常はそのまま以前のWindows10が起動するので過度な心配はいらないのですが、万が一に備えておけば安心です。

ちなみに私は、「システム修復ディスク」と「システムイメージの作成」を作ろうとしたときに、パーティションが原因でエラーになってしまい、ディスクにデータを書き込むことが出来なくなりました。
解決方法は簡単だったのですが、エラーの原因を調べるのが大変でした…m(_ _)m

<解決方法>
回復パーティションが50Mで容量不足になっていて、バックアップが作成できなかったので、拡張しました。

パーティション管理のフリーソフトで「回復パーティション」のサイズを200M以上に拡張すれば大丈夫だと思います。(詳しい数字はわからないのでざっくりした数字にしました。200Mでダメならもう少し大きくしてみてください。私は500Mにしました。本当は200Mにしたかったけど、細かい数字が指定出来ないソフトだったので…。)

私が解決したバックアップのエラー回避の方法はこちらで詳しく紹介しています。
→バックアップの時にエラーでディスクに書き込めない時の解決方法(作成中)

FMV Q&A – [Windows 10] システムイメージをバックアップする方法を教えてください。 – FMVサポート : 富士通パソコン

👉Windows10のインストールメディアを作っておくと安心です。

バックアップメディアを作っても、いざという時に復元出来ない場合が多い(私は実際に試したらディスクのエラーで復元出来なかった)ので、インストールメディアを作っておく方が確実です。

わざわざバックアップするほどでもない場合や、バックアップが面倒な方は、Windows10のインストールメディアを作成しておけば、万が一の時はWindows10をクリーンインストール出来るので安心です。

あと、サポートが終わると公式サイトからダウンロード出来なくなるので、Windows10のまま使い続けたい人は、Windows10のISOファイルをバックアップして保管しておきましょう。

マイクロソフト:Windows 10 のダウンロード

ちなみに、公式サイトからダウンロードする場合、Windows10のインストールメディアはISOで保存出来ないようになっていますが、裏技で直接ISOファイルをダウンロードすることが出来ます。

Windows10 ISOファイルのダウンロード手順はこちらが参考になります。

インストールメディアに関しては、光学ドライブよりもUSBの方が扱いやすいと思います。

私は今まで、DVD-DLやBDでバックアップやインストールをしていたのですが、古いDVDBDドライブは急に壊れるので、USBからインストールメディアを作った方が安心だと思いました。(※私の外付けBDドライブ、内蔵DVDドライブの両方が急に壊れた…m(_ _)m)

ちなみにWindowsの標準機能だと、ダウンロードしたISOファイルの書き込みは光学メディアのみでUSBには書き込めません。(※フリーソフトを使えば書き込めます。)

通常、インストールメディア(ISOファイル)をUSBに書き込みたい場合は、マイクロソフトのダウンロードページからダウンロードする際に「インストールメディアを作成する」を選択して、ダウンロード時に直接USBに書き込みます。

  • USBで出来ること
    • OSのインストールメディアの作成
      • ダウンロード時に「インストールメディアの作成」から直接書き込む
        (ダウンロード後のISOファイルはWindows標準機能ではUSBに書き込み出来ないがフリーソフトから書き込み出来る。)
    • バックアップ
  • 光学ドライブ(DVD、BD)で出来ること
    • OSのインストールメディアの作成
      • ダウンロードしたISOファイルを書き込んでインストールメディアを作成する。
    • バックアップ
      • 「システム修復ディスク」の作成
      • 「システムイメージ」の作成
  • ※だだし光学ディスクはエラーになる確率が高いので過信はしない方がいいです。
    バックアップが済んだら、試しに復元してみるといいかもしれません。

👉要件を満たしているPCを普通にクリーンインストールする方法はこちら

インストール時に、マイクロソフトアカウントでログインしない方法を推奨します。

インストール時にマイクロソフトアカウントにログインしないで設定する方法は、Windows10まではネットにつながなければ回避できましたが、Windows11では別の方法でやるようです。

参考動画: MicrosoftアカウントでWindowsにログインしてはいけない3つの理由

インストール方法はこちらで紹介されています。
【Windows 11】クリーンインストール解説
Windows11を無料でインストールする方法と裏技!2023年最新版
■インストール時にBIOSからブータブルメディアを起動する方法の参考動画はこちら

<初歩的な説明あり>
【Windows 11】USBメディアから起動して完全クリーンに Windows11を再インストールする方法

ちなみに私のパソコンは富士通のVistaですが、BIOS画面で確認したら初期設定ではUSBが無効になっていました。
USBからインストールする際には、bootの選択画面でUSBを有効にして順番を変えればUSBからインストールメディアを起動すること自体は出来ます。
Windows11のインストールは出来ませんでしたが…m(_ _)m


Windows11の要件を突破してアップグレード(インストール)する方法!

<アップグレード(インストール)は自己責任でお願いします。>

裏技でWindows11にした場合、セキュリティが担保される保証はありませんので、自己責任でお願いいたします。
TPM2.0が対応していないと、セキュリティが担保されない可能性があるので裏技でアップグレードしたPCをお使いの際には気を付けてください。

要件突破の裏技

裏技の詳しい手順は、動画を参考にしてください。

  • 1⃣インストールメディアのファイルをいじる(❌現在は無効!参考動画
    • sourcesフォルダにある「appraiserres.dll」をメモ帳でクリアする。
      →この方法は24Hが出た際に無効になったようです。
  • 2⃣コマンドプロンプトを使って要件を回避する①
    • Microsoftが公開しているレジストリ設定をする。参考動画
      レジストリ設定コマンド
      「reg add HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\MoSetup /v AllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPU /t REG_DWORD /d 1 /f」
    • ※回避できる条件は、CPU世代要件と、TPM2.0のみです。(TPM1.2をサポートしている必要がある)
      第4世代のCPUなら大丈夫っぽいです。
  • 3⃣コマンドプロンプトを使って要件を回避する② ⭕️簡単でお勧め!
    アップグレードが出来ます。
    • サーバ偽装をする。
      命令文は人によって少し違う?
      「setup /product server」「setup.exe /product server」参考動画
      • BIOSタイプがUEFIでなくレガシーの場合は、boot(ブート)関連で要件が引っかかるので、その場合は以下の4⃣~6⃣の方法で突破出来ると思います。
  • 4⃣「Rufus(ルーファス)」で、カスタムインストーラを作成
    アップグレードはダメだが、クリーンインストールは出来るようです。
  • 5⃣「Win To USB」で、カスタムインストーラを作成
    クリーンインストールが出来る(アップグレードは不明)
  • 6⃣「Flyby11」で、カスタムインストーラを作成 ⭕️お勧め!分かり易い。
    アップグレード、クリーンインストールが出来ます。

私のお勧めは6⃣の「Flyby11」で、カスタムインストーラを作成する方法です。
インストール前に、はっきり診断されるのが分かり易いです。
最初からこれに出会っていれば、苦労は無かったのに!…なんて思います。
結局Windows11をインストールすることが出来ませんでしたが、いろいろやったおかげで納得出来ました。

<注意>
無理にインストールを試すと不具合が起きる可能性があります。また要件を満たしていても不具合が起きる可能性が0ではないのでお気を付けください。
「PopCnt」「SSE4.2」の要件を満たしていない場合はインストールを試さずに諦めるのが最適解です。

参考動画:【Windows10終了】古いパソコンどうする?新規・更新・廃棄など全てをプロが徹底解説!

我が家の「Core 2 Duo」のPCで実際に試した結果の報告

我が家のPCで、上記で紹介した裏技を実際に試した結果を詳しく報告します。

我が家のPCは、以下の条件を満たしていません。

  • POPCNT命令❌
  • SSE4.2❌

裏技を使ってもインストール出来ないのは確定しているのですが、なにかの参考になれば幸いです。

<スペック情報>
メーカー 富士通
品名 FMV-BIBLO NF/D70
型名 FMVNFD70WC
発表時期 2009年夏モデル

<システム情報>
プロセッサ Intel(R) Core(TM)2 Duo CPU P8700 @ 2.53GHz 2.53 GHz
実装 RAM 8.00 GB
システムの種類 64 ビット オペレーティング システム、x64 ベース

インストール前の要件チェックを回避

上記で紹介した裏技の1番目の方法です。

  • インストールメディアのファイルをいじる(❌現在は無効!参考動画
    • sourcesフォルダにある「appraiserres.dll」をメモ帳でクリアする。

結果:ファイルをいじるのも、コマンドプロンプトもどちらも❌

要件を満たしていない

サーバー偽装

上記で紹介した裏技の2番目の方法です。

コマンドプロンプトで「setup /product server」と入力
→要件チェックを通過!

インストールを開始
→インストール後にWindows10が起動してエラーメッセージが表示される。

結果:boot関連エラー0xC1900101 – 0x20017

一見成功したか?と思ったのでガックリです…。

20250527001837

画像管理用URL

<エラーメッセージ内容>
Windows Server をインストールできませんでした
お使いのPCは、Windows Server のインストールを開始する直前の状態に戻りました。

0xC1900101 – 0x20017
BOOT 操作中にエラーが発生したため、インストールは SAFE_OS フェーズで失敗しました

USBでカスタムインストーラを作成

「USBでカスタムインストーラを作成してクリーンインストール」を試みました。
この方法が最終手段だと思います。

私は6⃣の「Flyby11」を知らなかったので、
4⃣「Rufus(ルーファス)」
5⃣「Win To USB」
の両方でインストールを試みましたが、どちらも同じ結果でした。

我が家のPCは「USB起動が除外されていた」ので、BIOS画面でUSBサポートをオンにして、起動順位をUSBに切り替えてクリーンインストールを試みましたが…

「BIOS画面を通過後、Windowsのロゴがしばらく表示されて再起動・・・
Windows10の画面に戻る」
という感じで、何度もUSBから起動しましたが、Windows11のインストール画面にはいかずにWindows10に戻ってしまいました。

という感じでした。
エラーメッセージが出てきてくれたら分かりやすいんだけど、なんだかはっきりしないです。

自分がインストールに慣れていないので失敗したのか?インストール不可だから無限ループになったのか?が判別できなかったのですが、こちらのサイトの方が検証した際に、起動しない事をしっかりと確認していたのでやはりダメなのだ…と確信しました。

一応、念のために普通にそのカスタムインストーラ内のset upから起動してみたらどうなるのだろう?と思ってやってみたら、以下の画面が出たので、完全に回避不可なのだろうなと思いました。

要件拒否の画面
  • POPCNT命令
  • SSE4.2

もう、いけずやわ~。

<富士通のPCについて調べていて気になったこと>

富士通のパソコンにおいては、BIOSに何やら癖があるという情報を発見しました。

「富士通の場合は、BIOS設定で「レガシーUSBサポート」を「使用しない」に変更してからもう一度アップグレードすれば、正常に完了する。」

という方法があるのを知って、試してみましたがこの方法もだめでした。
(私の場合はそもそもSSE4.2が対応していないので、元も子もないですが)
もし、SSE4.2に対応しているのにインストール出来ない場合は、この方法を試してみたらいいかもしれません。
(意味があるのかないのか?はよくわからないですが…。)

参考:【0xC1900101-0x20017】のエラーが出てWindows10へアップグレードできませんWindows10へのアップグレードはBIOSのUSBのレガシーサポートをオフにしてOK

<注意>
これらの方法は、富士通のWindows7や8を使っていた方々がWindows10にアップグレードする際に試していたことで、Windows11には有効かどうかはわかりません。

我が家のVistaちゃんは憂き目にあう宿命なのか…

Windows10のアップグレードの時は、Windows7、8はOSはプロダクトキーが引き継げるらしい(よくわからないけど、入れると認証するらしい)のに、Vistaはプロダクトキーが引き継げずに、他人扱いをされました。

同じWindows(家族)なのに「Windows+数字」軍団に仲間はずれにされるという憂き目にあっただけではなく、今回は「CPUでも排除されるのか…」とやりきれない気持ちになります。
しかも、裏技の効かない本当に抜け穴の無い排除です…。
今回は2010年以前のものが締め出されたようなので、みんな一緒なのかもしれませんが…。

そして、マイクロソフトに腹が立つポイントは、Windows10で最終だって言っていたのに裏切ったことです。(公式が言ったわけではないようですが)

私は古いPCのほかにメインのPCを持っています。
そのメインのPCは2020年くらい(?)に発売直後ものを買ったのですが、ギリギリ要件を満たしていました。
しかし、「Windows10で最終」って言っていたはずなのに、そのPCを買った直後にWindows11が発表されてしまったので、「また私はVistaの憂き目と同じような、悪いタイミングでPCを買ってしまったのか?!」と心配になりました。

そして「2020年以前のものは要件を満たさないものがある」というのを知って驚きました。5年で見捨てるとか酷いですよね!(10年だって短いと思うのに)(Windows 10のサポートは2025年10月に終了)
私がその時買ったPCが要件を満たさなかった可能性があったと思うと腹立たしいです。
そして、このPCも直ぐに締め出されるのでは?と気が気じゃないです。
最新型を買ったのに数年で婆扱いされるのはあまりにも横暴です。

この先も、数年単位で使い捨てさせるべく締め出しまくったらどうしよう?と心配になりました。
PCなんてスマホと違って数年ごとに買い換えるものじゃないんですよ!!

全世界がWindowsに依存している故に何をやっても消費者は従うしかないので、そりゃあやりたいようにしますよね。
それにしても、全世界がWindowsに依存していて独り勝ちなのにまだ欲をかくのか?と辟易します。(なにか事情があるのかも知れないが知ったこっちゃない!)

だいたい独り勝ちの殿様商売で強気でいるのがフェアじゃないんですよね。
そういう企業にこそ良心というものを持って欲しいものです。
「独り勝ちだからこそ、包容力のある経営をする余力があるはず」だと思うんですけどね。

せめて、Windows10にアップグレードしていたものは(非推奨インストールも含めて)Windows11とは別に、今までどうりセキュリティ更新の配布を維持するとかの救済などをしてくれたら良いんですけど…。

マイクロソフトが営利に走ったあげく「サポートで見捨てられて危険な状態のまま使用し続けているPCが世にあふれて、ウイルス関連や何やらの害が増えたら、マイクロソフト側の過失でもある」と思うんですよ。
それこそ好都合と、そこを狙って攻撃してくるものがいるかもしれません。

使っている人じゃなくて周りに害を及ぼすウイルスもあるので、古いPCを使うのは迷惑になるから「使う方が悪い」と言われるけど私はそうは思えない。サポートを切った方が悪い!そこまでが売った側の責任だと思うのです。
「サポートを切ったからもう関係ない!使っている方が悪い!」なんて言って責任のがれするのは、身勝手だと思うのですよ。

だいたい、古いPCを使い続けたい人って、わざわざ何万も出して買い換えたいと思えるほどPCを必要としていない人なんだよな…。
なんとか物理的に壊れるまでは細々とでも使えるようにしてほしいです。

そもそも家電の寿命も同じく10年程度と言われているけれども「物理的に壊れるまで使える」というところが違うんです。
まあ、古い電化製品で火事になるのは怖いので、ものによっては壊れる前に見切りを付けないといけませんが、安全のためなのでまだ諦めが付きます。

そもそも壊れていないのに使えなくなるのがおかしいのです。
これはOS関連特有のものだと思います。
物理的に壊れないものを捨てるというのが心理的にも環境的にもよろしくないのです。

今後も新しいPCに買い換える余裕がない人は、古いPCをセキュリティがあぶないまま使い続けると思います。
自分があと何年生きるのかも怪しい年配者は今更、新しいPCなんていらんのです。
爪に火を点しながら食費すら削って生活している人は、古いPCを大事に使っているのです。
動きが悪くても低スペックでも使えればいい!という人が一定数いるのです。

「10年使えればいい」という風潮がありますが、10年なんてあっという間ですよ!なんなら20年くらいは使えないといけないと思うのですよ!
いや、一生修理しながら大事に使えるようにするのがあるべき姿だと思うのですよ…。

そして、そんなモヤモヤに出会う度に、「100年後の未来に商業的な理由で使い捨てた資源を恨めしく思う未来がきっと来るのだろう」と、憂いてしまわずにはいられないのです。

せめて今度こそ、要件を満たしているPCにおいては壊れるまで使えるようにして欲しいです。そうすれば、この怒りも収まりますよ。
(だからって、早く壊れるように作るのはやめてね…。)

たくましい老人を「姥捨て山」に捨てるような悲しみ…。

私が持っているのは、2009年製の富士通のVistaです。
買ったのは2010~11年くらい(曖昧)だったような気がします。(その時、2011年製を買っていれば…m(_ _)m)

メインのPC(要件を満たしている)は他にありますが、古いPCって丈夫で全然壊れないんですよ!まだまだ働けるのにサポートに見捨てられる悲しさ…。

「もう必要がないだろう」と世間では言っていますが、これは労りなのです。

お世話になったおばあちゃんを大事に労わってあげたいのです。
だって健康なんだもの!
動きが遅いだけで健康なのに、わざわざ姥捨て山に置いてくるなんて酷すぎると思いませんか?
年に見合わず、動きは鈍いが、健康優良児のたくましい働き者のおばあ様を姥捨て山に捨てる気にはどうしてもなれませんm(_ _)m

何としても無理やりWindows11にアップグレードしたかったのです!
セキュリティが不安なのは承知の上で、メインでは使いませんが、生かしてあげたかったのです…。

そもそも、このように古いPCをメインで使っている人は、一般の方です。
月に一度しか開かないような使い方かもしれません。
そんな人が新しいPCを5~10年ごとに買い換えますか?
古いPCを許容して使い続けられる優しい世界になって欲しいものです。

化石なんかじゃないよ!

「Windows 11 バージョン 24H2」はPOPCNT命令を備えたCPUが必須? 化石レベルでは起動せず

もっとも、これで困る人はごくわずか

引用:「Windows 11 バージョン 24H2」はPOPCNT命令を備えたCPUが必須? 化石レベルでは起動せず

化石レベルって・・全然、化石じゃないまだまだ動くよ!動けばいいのだよ!😭
いざという時のサブ機として控えていてくれているだけでも、安心できるんですよ…。



<自分用メモ>
2025年にWindows10が終わる理由【ずんだもん&ゆっくり解説】
そろそろ気になるWindows10→11へのアップグレード!~データは?古くてもイケる?もとに戻れる?色々やってみた~
WindowsをUSBにインストールする。 Windows to goのインストールの仕方です。 最近のUSBドライブはかなりアクセススピードが速くWindowsをインストールすることも可能です。

【インストール不要】Windows 11をUSBメモリーから起動して使う!超簡単な作成方法を徹底解説

WindowsからBIOS/UEFIの設定画面へ行く方法
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