フィギュアスケートコーチの実情は厳しい?!

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フィギュアスケートのインストラクター(コーチ)とは?



私は単なるフィギュアスケートファンであり、専門的な知識はないのですが、その私にもわかるくらい実情は厳しいです。

コーチには種類があって、
①スケート教室のインストラクター(リンク専属)
②リンクの所属&スケートクラブ所属のコーチ(スケートクラブの生徒を教えたり、一般スケーターの個人レッスンなど。)
おおまかには、こんな感じだと思います。
※私は詳しくないのでニュアンスが間違ってるかもしれませんのでご了承ください…m(_ _)m


①は、単純にスケートリンクが主催しているスケート教室の先生です。
特に資格を持っていない人がなっているケースが多いです。

元選手の先生もいますし、そのスケート教室の元生徒の方もいらっしゃいますし、実力は色々です。
小さい子供や大人が趣味で習いたいという人が対象です。(私はこちらで習っていました。)
子供の場合はここから成長してある程度のレベルになると、インストラクターの先生から、引き抜かれたり、志願したりして、選手として②のインストラクターに就いて本格的に練習し始めたりします。


②は選手を教えるインストラクターです。
○○スケートクラブ所属の選手をチーム体制で教えたり、個人レッスン(一般スケーターを含む)をしたりします。

スケートクラブ関係は私はよく知らないので、間違いがあるかもしれませんが、各スケートリンクごとにスケートクラブがあり(多分)、そこの専属インストラクターという感じだと思います。

こちらで紹介されている方々が世間一般でいう、選手と一緒にテレビに出ているようなインストラクターの方々の一例です。
コーチ・クラブ紹介Coach & Club Information | 岡山国際スケートリンク

フィギュアスケートコーチの採用について / 実情は厳しい!


フィギュアスケートのコーチとしての活動は、主に活動するリンクが決まっていて、そのリンクの専属コーチという感じになるのですが、リンク専属インストラクターは狭き門なのだそうです。
リンクの教室のインストラクターと選手を教えるコーチとごっちゃになってしまいますが、どちらもやはり狭き門のようです。

閉鎖的なイメージが拭えないフィギュアスケートコーチの世界


例外はあるかもしれませんが、私のいたリンクでの噂を聞くと、そのリンクの出身のスケーターであったりとか、ツテがないとなかなかインストラクター(コーチ)として入れないようです。
リンクの数が圧倒的に少ないので、受け入れが必然的に狭き門なっているのだと思います。

しかも、リンクに専属で入れなかったコーチが、個人で活動しようとして、個人的にどこのリンクにも赴いて、生徒をとって教えられるか?というとそれは不可能で、特別に許可を得ていないと専属以外のリンクで教える行為はできません。

フィギュアスケートのコーチは基本的にそのリンクに限定しての活動となっています。
例外的に、専属のリンクが改装中だったりして、ホームリンクが使えない場合に特例として、近隣のリンクで受け入れられる場合がありますが、それ以外はインストラクターが別のリンクで教えるということは聞いたことがありません。

コーチが、個人的に気まぐれにいろんなリンクに赴いて、いろんな生徒を教えたいと言う形にしたいと思っても、それは今の日本では不可能なのです。(※貸切で教えるのならばおそらく大丈夫ではないかと思いますが…。詳しくはわかりません。)

それは一般スケーター(趣味でやっている大人のスケーター)を教えることに関しても同じです。
一般営業中に専属以外のインストラクターが飛び込みで個人レッスンなどで教える行為をすることは基本的に禁じられています。

他のスポーツのように、レンタルスタジオや運動場で、教室を自由に開いたり、練習できるような競技ならばいいのですが、フィギュアスケートに関してはスケートリンクという限られた空間に限定されてしまうため、リンクの専属になる以外に他にコーチと言う仕事を得る手立てがありません。

このように、ルールが厳しいことと環境が限定されていることもあって、余計に狭き門になっている気がします。
フィギュアスケート選手を引退したら、コーチとしての受け入れ先があるかと言うと、結構難しそうですね。
有名な選手などは、元々いたスケートクラブからお誘いがあったりして、コーチになるケースを見かけますが、そのようなツテがないとなかなか入るのは難しいようです。


これはフィギュアスケートのセカンドキャリア問題に繋がりますね。
フィギュアスケートだけを一生懸命やっていても、将来につながらない場合が多いです。
フィギュアスケートを仕事にするには、よっぽど有名になってセカンドキャリアを得るしかないんですよね。

・プロになる(狭き門)

・タレントになる(超、超、狭き門)

・コーチになる(狭き門)

・振り付け師(狭き門)

全て狭き門です!😅

それ以外にフィギュアスケートのセカンドキャリアはほぼないと思われます。
フィギュアスケートってお金がかかる割には将来につながらないんですよね?!って思います。

→フィギュアスケートのセカンドキャリア問題


スケートをやっていて、実力があれば誰でもコーチになれるかと言うと難しい世界かもしれません。

私は以前、元フィギュアスケートペアの川口悠子さんの講習会に行った時に聞いたのですが、日本ではコーチとして活動できる受け入れ先がなくて、元々活動していたロシアでインストラクターをしているそうです。
日本のフィギュアスケートのインストラクターは狭き門だと言っていました。
オリンピックに出て実績を出している人までも、なかなか入れないというこの現状はどうしたものかと思ってしまいました。

スケートリンクには「複雑なルール」があったりする


ここでは、(一般営業のルール / 滑走時の注意事項)とは違う、選手に関してのルールを話しています。
※それぞれのリンクによってルールに違いがあります。ここでの話が全てのリンクに当てはまるわけではありません。


日本ではリンクの数が少なく、限られたスペースでたくさんの選手が練習しているので、邪魔にならないようにとの配慮かもしれませんが、私は閉鎖的な印象を受けました。



リンクでのルールはホントに素人目には意味不明なものがあります。


レッスン生がホームリンク以外の近隣のリンクで練習することを禁止していると聞いたことがあります。

Aのリンクのチーム生は近隣のBリンクで練習してはいけないというルールがあると言う話を聞いてビックリしました😱(※違っていたらすみませんm(_ _)m)

それが正式なルールなのか、それとも空気を読んで誰かが勝手に言い始めたことなのか、その区別は私には分かりませんが、そういうルールがあるらしいです。

もちろん、ホームリンク以外の選手がごくたまに練習しに来ることは普通にあります。
私のホームリンクにも、有名な選手が時々滑りに来る時もありました。

詳細はよく分かりませんが、そういうものとは別に、レッスン生独自のルールがあるみたいです。


フィギュアスケートに関してのリンクの規則は素人目に見ると閉鎖的な部分があるように感じます。
他にも私の知らないルールが色々とあるみたいです。
私には知り得ないことなので、はっきりとは言えませんが。。


こういう規則を目にすると、何のための決まりなのか?誰が得をするのか?ちょっと疑問に思うようなこともあります。

フィギュアスケートのインストラクターの資格は?


※ここではスケート教室のインストラクターの話ではなく、選手を教える方のインストラクターのことを話しています。


フィギュアスケートのインストラクターの資格は必ずしも必要なわけではないようです。
しかしコーチはほとんど、インストラクター協会などの資格を持っています。

プロとして教えるなら、当然資格はとっているものだと思います。

都築先生がインストラクター協会の資格の制度を作ったという話を聞いたことあります。
詳細は後で調べてみたいと思います。


日本フィギュアスケーティングインストラクター協会

フィギュアスケートのコーチの収入は?


これは本当にピンキリですよね。
超有名コーチ、リンク専属のインストラクター、それぞれ条件が違うと思います。

基本的に個人レッスンの値段は、コーチの実績によって違いがあるようです。
安い場合は30分2500円~4000円くらい。
コーチによってはもっと高いかもしれません。
羽生選手が練習していたクリケットのオーサーコーチは、1時間9000円(?)とか、どこかに書いてあったような気がします。曖昧ですみません😅

コーチの収入は、スケートクラブの運営による雇用形態やコーチのレベルによって全然違うかもしれませんが、
私が聞いたところだと、
インストラクターが個人で活動しているリンクの場合、コーチそれぞれが決めたコーチ料がかかります。
自分が受け持っている生徒の数=収入に直接つながっています。
人気のある先生は、たくさん生徒を受け持つのでそのぶん月謝がたくさん入ってきますよね。
実績があれば、そのぶん他の先生よりコーチ料が高い可能性もあります。

選手を教える他にも、一般客の大人スケーターを教えることもあります。

その時の料金が、安い場合は30分2500円~4000円くらいという感じです。

ちなみに、試合に帯同する時の先生の交通費やホテル代など、もろもろの経費は生徒側が払います。
同じ試合に出る生徒が多い場合、生徒同士で分け合うので安く済みますが、出場する選手が少ない場合負担が大きくなります。
スポンサーのいない選手の場合は、負担がのしかかりますね。

ちなみに振付師さんが気まぐれで、来ちゃいました!みたいなキスクラをよく見かけますけど、交通費はどうしてるの?って心配になります。
呼んでないのに来ちゃった場合、本人が料金負担で来てくれてるんですかね??
とか不謹慎にも、余計なことを考えてしまいます😅

友野くん→ミーシャジー
とか見かけた事がありますが、どうなんでしょうかね??(謎)

地元の開催ならいいのですが、異国の場合、飛行機代もばかにならないんで、それを自腹で来てくれているのだとしたら、本当に愛ですね!

コーチのパワハラ問題



師弟関係である以上、切っても切り離せない問題かもしれません。
スポーツ界では顕著ですね。パワハラ、モラハラ云々…。

そういえば訴訟問題とか、ありましたよね。
どちらがいいとは、私には分かりかねますが、立場が強い弱いどちらにしても他人に対する思いやりは忘れずにいたいものです。


コーチの光と闇、人の性というもの…。


コーチによっては、自分が教えていた生徒が他のコーチに変更したりすると、他のコーチにその子を受け入れないように打診したり、悪口を言ったり、妨害するようなコーチもいるそうです。



それはフィギュアに限らない、よくあることかもしれませんね。
贔屓したり、気に入らない生徒をぞんざいに扱ったり、そういうこともあるみたいです。
それはそのコーチの人間性の問題だと思いますが…。

人間というものはそもそも、自分が偉くなると、そういう分別を見失う人が一定数いますよね。
そういうの何とかならないんですかね。。

コーチが偉いといっても、結局は生徒はお客様なんですよね。
その辺、微妙な世界ですよね。。

お客をぞんざいに扱える仕事って何なんでしょうね??と思います。
もちろん厳しくする必要があるのは分かります。甘やかせばいいというものでもないとも思います。
師弟関係が、生徒側が先生を雇うという関係である事自体が、パワーバランスが独特だな?!と思います。
お金を出して雇われているのはコーチであるが、恩を感じるのは生徒の方である。
そこになければいけないものは信頼関係。
それがないと、成り立たないモノではないかと思います。


だからコーチが気に入らないから変わるというのは普通のことであり、何の咎めもなく気軽に変えられる世界だったらいいなと思います。
日本って特にそういう義理で縛りがちな傾向が強いですよね~😅


ここでは大物選手の話ではなく、主にレッスン生の場合のお話をしますが、、


コーチを変えると気まずくなったりして、ホームリンクを変えたりしなければいけないことが多いようです。
円満な形でコーチが変わるという場合もあるそうですが、そうでない場合もあるようです。
コーチにもよるとは思いますが、それなりにルールはあるようです。

あるリンクでは、コーチを変えるタイミングに、暗黙の了解なのか正式なルールなのかは、私には分かりませんが、時期的なものとか、条件とか、色々と細かい決まりがあるようです。


生徒側が勝手に気まずさを感じるのか、それとも無理強いされている(規則で縛られている)のかは分かりませんが、そういうの抜きでフリーダムでいきたいものです!
私は元々、規則をぶっ壊したいほうなので、そういう話を聞くと窮屈でたまりません!
誰が作ったか分からない決まりなんてぶっ壊してしまえ!!
と、部外者ながらに思ったりします…😅

日本人特有の空気読み合戦や、勝手にお心汲み取り合戦で、真実とは別の方向に物事が流されていくのが本当に嫌いです。
アメリカみたいにみんな思ったこと、まっすぐに言っちゃえばいいのにね!
って思います。
(この例が空気読み合戦が関係してるのは分かりませんが…勝手に想像してしまいました😅)


コーチのことを気に入る云々関係なく、ステップアップのためにコーチを変えるということは普通にありますが、それは有名選手に限ったことであり、レッスン生などは、「基本的にコーチを変えるべきではないとコーチサイドが認識している」と、リンク内の風潮として浸透しているようです。

その「決まり事」すら実情は、噂ではないのか?本当に決まりなのか?確認する術はあるのか?と部外者の私ですが考えてしまいました。

共通認識とルールは違うので、正式な決まりがあるのであれば、文書で配っているのであれば、はっきりとわかりやすくていいのになと思います。
まあ、周りに合わせる事が世間に嫌われずに生きるすべだと思っている日本人なので共通認識こそがルールなのかもしれません。
(実際に欧米のルールはどうなのか?とか聞いてみたいですね!うちのリンクではこうだよ!とかそういうのがあったら、コメント欄に書いて頂けたら嬉しいです😊)


とはいっても、実際にコーチを変えることもあります。
その際にいかに気まずくならないか?については結構気を使いそうですが…😅
みんなが習いやすい、オープンマインドな環境になればいいなと願っています。




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