WordPressのプラグイン「All-in-One WP Migration and Backup」でインポートが100%で止まる、エクスポートしたデータがダウンロード出来ない、など復元が出来ないときの解決方法を、私の例をもとに紹介します。
このページでは、
- All-in-One WP Migration and Backupのインポートが100%で止まったまま終わらない。
- All-in-One WP Migration and Backupのバックアップデータのダウンロードが出来ない!(サイトでファイルを取得できませんでした)
などの症状の解決方法を紹介します。
※私はほぼ初心者なので難しいことは説明出来ませんが、実例として参考になればと思います。
All-in-One WP Migration and Backupのインポートが100%で止まったまま終わらない!
内容が上手くまとまらないのですが、いろいろ試行錯誤して分かった事を自分用のメモも兼ねて共有したいと思います。
先日、ワードプレスのプラグインAll-in-One WP Migration and Backupのインポートが100%で止まったまま終わらないという状況になりました。(2025.9月末のこと)
不思議なことにインポートの容量を越えているわけではないのにもかかわらず、インポートが失敗するのです…。(アップロード制限が1Gで、ファイルサイズが1G以下でした。)

上の画像のようにインポートが100%に達した状態のこの画面が表示されたまま、ずーっと止まってしまうのです。何時間放置しようともインポート停止をクリックするまではこの状態のままなのです。
4つのサイトのうち3つのサイトでこのエラーが発生しました。
問題のなかった残り一つのサイトは、放置していてしばらくプラグインもテーマも更新していなかったサイトでした。
なので、プラグインやテーマが古いものは異常がないのかも知れないな?と考えました。
ちなみにAll-in-One WP Migration and Backupは全部のサイト共通でバージョン 7.99でした。なのでそれ以外のテーマやプラグインうちの何かが悪さしているのでは?と思いました。
そこで、古いプラグインやテーマの動作確認をしたいと思って、テスト用のコピーサイトをサブドメインに作ろうとした所でまた新たな不具合が発生しました!
それは、何故かサブドメインでは他のプラグインでもバックアップデータのインポートが出来ない!というものでした。
このサブドメインの不具合の原因と解決方法はこちらで詳しく解説しています。
→サブドメインでバックアップデータのインポートが出来ない!(Xサーバーの場合)
「All-in-One WP Migration and Backup」のインポート出来ない問題の解決方法は?
ちなみにサブドメイン以外の他のサイトは、いつの間にか、All-in-One WP Migration and Backupのインポートが正常に出来るようになっていました!!
これが何故直ったのかが分からないのです…。
他のプラグインやファイルマネージャなどでバックアップと復元を試しているうちに気づいたら直っていました。
ワードプレスの自動更新で修正されたのかも?とも思いましたがそのタイミングでの更新は無かったです。
思い当たることといえば、何度もバックアップや復元を繰り返していたことです。
この際、プラグインに頼らなくても復元が出来るようになればプラグインに不具合があっても困らないと思ったので勉強も兼ねて何度か復元を繰り返しました。
もしかしたら復元を試している際に、悪さをしていた何某かのデータが上書きされたのかもしれないと思うのですが、よくわかりません…😅
ちなみに「インポートが100%で止まる」という不具合は昔からよくある不具合のようですね。
ネット上では、同じ不具合の報告と解決方法を紹介している所がたくさんあったのですが、情報が古かったり、容量をあげようとか、PHPを合わせようとか、状況が当てはまらなかったり、難しくてよくわからないものばかり…😅(「エラーログを見る」とかもよくわからない!)
・All-in-One WP Migrationでインポートが終わらないやエクスポートが途中で止まるなど、うまくいかないときの対処法
・WordPressのインポートが100%で止まってしまう
・All-in-One Migrationインポートが止まる。100%から動かない。
・All-in-One WP Migrationでインポートが止まった!でも“途中で直せばうまくいく”って知ってた?
私なりの予想ですが、私が実行した何れかによって不具合が修正された可能性があると考えています。
以下が私が実行したことです。
【プラグイン「UpdraftPlus」と「BackWPup」を併用した復元の実行】
- 「UpdraftPlus」でのバックアップと復元 /(ウェブサーバーのデータベースの復元)
- 復元後のプラグインの画面で「古いファイルを削除する」というリンクを踏むのを忘れないように!削除しないと次に復元する時に上手く出来なくなる可能性があります。
- 余分なバックアップデータを削除してからバックアップした方がいいかも知れません。
- 「BackWPup」でのバックアップと復元 /(データベースサーバー(MySQL)の復元)
- 「BackWPup」からダウンロードした圧縮フォルダを解凍して取り出した「sql」のファイル(拡張子:sql)のみを、phpMyAdminにログインしてMySQLデータベースにインポートして上書きする
→UpdraftPlusとBackWPupについてはこちらの動画が分かり易いです。
→webサーバーとデータベースサーバーの違いはこちらが参考になります。
【Xサーバー管理画面での復元の実行】
- Xサーバーの管理画面でのデータベースの復元
- Xサーバーの管理画面から「バックアップ」→「自動バックアップデータ取得・復元」から復元
- 「ファイルマネージャー」の手動上書き(アップロード)から復元
- Xサーバーから取得したバックアップファイルからMySQLを復元 ※手順の参考
- XサーバーからダウンロードしたMySQLのバックアップファイル(圧縮フォルダ(「.sql.gz」のファイル))を、phpMyAdminにログインしてMySQLデータベースにインポートして復元
【プラグインの操作】
- All-in-One WP Migrationのプラグインのアンインストールと再インストール
(※これを最初に試すことをお勧めします!) - セキュリティプラグインの無効化
【Xサーバーのアップロード容量を上げる】
- xサーバーにてアップロード容量を「php.ini設定」から5Gに変更
(もしかしたらこのアップロード容量を変更したというのが良かったのかも?)
などなど、結局はっきりとはわからないですが、上記のいずれかかな?と思っています。
一番思い当たるのは、容量の変更です。
もしかしたら、Xサーバーの設定でアップロード容量を「php.ini設定」から5Gに変更したのが良かったのかも?と思っています。
Xサーバーの「php.ini設定」で以下の様に変更しました。とりあえず、これを参考に試してみてください。(太字が変更箇所 ※5Gでなくても何ギガでも大丈夫です。)
「サーバーパネル→PHP設定→php.ini設定」
max_execution_time 0
max_input_time 300
memory_limit 5G
post_max_size 5G
upload_max_filesize 5G
max_execution_time 0
max_input_time 300
容量ではありませんが、上記の2項目も一緒に変更するとアップロードがスムーズになるかもしれません。
次に気になるのが、プラグインの再インストールです。
「All-in-One WP Migration and Backup」の再インストールを試してみてください。
バックアップデータを削除しないままアンインストールすれば、再インストールした時に再びバックアップデータが表示されると思います。
(大事なバックアップデータはダウンロードしてからアンインストールしましょう!)
これで直らない場合は、他のベテランさんのサイトを参考に頑張ってみてください…m(_ _)m
(代わりになるバックアッププラグインをお探しならば「UpdraftPlus」がお勧めです!)
All-in-One WP Migrationのデータのダウンロードが出来ない! ”サイトでファイルを取得できませんでした”

Xサーバーでサブドメインでコピーサイトを作成したところ、今度は「All-in-One WP Migration and Backup」のエクスポートしたデータのダウンロードが出来なくなるという不具合が発生しました…m(_ _)m
エクスポートしたデータをダウンロードすると、一見ダウンロード出来たかと思ったのですが、ブラウザのダウンロード履歴を見ると、「サイトでファイルを取得できませんでした」という理由が表示されてダウンロードエラーになっているのです。(上の画像を参照)
ダウンロードエラー ”サイトでファイルを取得できませんでした” の解決方法!
この場合、All-in-One WP Migration and Backupのプラグインを削除してから再インストールしてみたらなんとあっさりと直りました😅
(それまでにかかった時間はあっさりじゃなかったけどね!!)
コピーサイトの場合、All-in-One WP Migration and Backupのプラグインに残っていたコピー元の設定が悪さをしていて、再インストールすることでその設定がリセットされて不具合が直ったのではないかな?と思いました。
サーバーから直接データをダウンロードすることも出来ます。
もし、プラグインの再インストールで解消しなかった場合は、バックアップデータのファイルをサーバーのファイルマネージャーから直接ダウンロードする(容量が大きい場合はFTPソフトを使ってダウンロードする)という方法があります。
All-in-One WP Migrationのバックアップデータの保存先は?
バックアップデータの保存先には、サーバーのファイルマネージャーからアクセス出来ます。
対象のサイトの「public_html」の中の「wp-content」というフォルダ中の「ai1wm-backups」というフォルダの中に「××××××.wpress」というファイルがあれば、それがエクスポートしたファイルです。
それがない場合は、エクスポートが出来ていないのでダウンロードが出来ません。
<All-in-One WP Migration保存先のアドレス>
/自身のサイト名/public_html/wp-content/ai1wm-backups
私の場合は、コピーサイトのバックアップが正しくエクスポートされていない(データがファイルに存在していない)のが原因でダウンロードエラーになりました。
一見、管理画面にはエクスポートしたデータが表示されているのですが、実際にはサーバーには保存されていなかったので、ダウンロードが出来なかったのです。
プラグインを再インストールしたら、見せかけのコピー元のバックアップデータや見せかけのコピー先のバックアップデータは管理画面から消えていました。
※コピーサイトの場合は、コピー元のバックアップデータが残っている可能性も考えられるので、どのサイトのデータなのか?をファイルの情報をよく確認してからダウンロードしてください。
<サーバーからファイルをダウンロードする時の注意点>
サイズが大きい場合はサーバーのファイルマネージャーからのダウンロードはFTPソフトを使わないとダウンロード出来ないかもしれません。
(ダウンロード後はファイルが破損していないか?を中身を見て確認した方がいいです。)
※ファイルマネージャからのダウンロードが上手くいかない場合は、Xサーバーの「手動バックアップの取得」からダウンロードしておいて、そこから必要なファイルを取り出すという事も出来ると思います。(多分)
やっぱり「All-in-One WP Migration and Backup」が便利!
サーバのサイトコピーや簡単移行の機能を使えない場合は、サイトのコピーやお引越しには、「All-in-One WP Migration and Backup」を使うのが一番簡単なんですよね。(※インポート容量が1G~2G以下の場合)
なにせ小難しい「URL置換」を自動的にしてくれるので、ドメイン引っ越しやコピーサイトを作る場合には非常に助かるんですよね!(※UpdraftPlusでもURL置換が出来るのでこちらもお勧め!)
初めてのサイト作成で、既存のWordPressのテンプレートをインストールして作るというような時には初心者には、このAll-in-One WP Migration and Backupは手順が少なくてすむので助かります。
無知な初心者でもサイトのコピーやバックアップが出来るというのがこのプラグインにいいところです。
無料だと容量制限がありますが、「有料にすれば容量制限なしでワンクリックで復元出来る」ので、いざという時には頼りになります。私は意地でも有料では使わないですが…😅
エクスポート時にはセキュリティプラグインを無効化しておきましょう!
ここで大事なことがあります!
引っ越し元やコピー元をエクスポートする時には、セキュリティプラグインを無効化してからエクスポートしましょう!
そうしないとコピー元でURL置換を拒否されて、コピー元のURLのままでコピーサイトが作成されてしまい、ブロックされて管理画面にすら入れなくなってしまう場合があります。
(※運よく大丈夫な時もあるのですが、複数回コピーをやり直したりするとセキュリティプラグインにはじかれるかもしれません。同じサイトを繰り返し復元しない方がいいかもしれません。)
そして、コピー後のパーマリンク設定は忘れないようにしましょう!
→All in one WP Migrationの詳しい使い方はこちらが参考になります。
<All-in-One WP Migrationのアップロード容量の上限は1Gまたは2Gまで!>
ちなみにAll-in-One WP Migration and Backupのバックアップデータのインポートの容量の上限は1Gまたは2Gまでのようです。(バージョン 7.99 / 2025.9現在)
私はアップロード容量をxサーバーの「php.ini設定」から元々1Gだったところを5Gに変更して、プラグインのインポート画面でも容量が5Gと表示されるようになっていましたが、2Gまでしかインポート出来ませんでした。
しかしそれもサーバー側で上限が1Gに変化する可能性があるので、1Gまでと思っておいた方が無難です。
サーバーによって変わるのでXサーバーの場合は1G~2Gという風に思っていた方がいいかもしれません。
私は1G以上でインポート出来た事があったのですが、その後1G以上2G未満でもダメな時があったのですが、もしかしたらその月にデータ容量を使い過ぎてサーバー側で1G制限にされてしまったのかな?と考えています。(詳細不明)
それか1G以上でインポートできたのがたまたま運が良かっただけなのか…。
今後1G以上でインポート出来るのか?を検証したいと思います。
※アップロード容量はプラグイン側の制限なのか?サーバー側の制限なのか?は私はよくわかりませんがサーバー側だと言われています。有料版ではどうなるのか?は分かりません。
All-in-One WP Migration and Backupのデメリット!
All-in-One WP Migration and Backupのデメリットは以下の2つです。
- ファイル形式に互換性がない(開くことすら出来ない)
- 復元には容量制限がある(1G~2Gまで:サーバの上限による)
(Xサーバーでは1Gまでは多分OK。プラグイン側の制限強化やエラーで急に使えなくなる事もあるかも?😱)
All-in-One WP Migration and Backupは、サイズが1G~2G以上の場合は復元が無料ではできないうえに、プラグインに不具合が出る事が多い印象があるので、これだけを頼りにしているといざという時に困るので、他のバックアップ系プラグインとの併用をお勧めします。
バックアッププラグインは併用をお勧めします!
バックアッププラグインは、万が一のために他のプラグインとの併用をお勧めします。
以下の2つのプラグインを併用すればAll-in-One WP Migrationは無くても大丈夫ですが、私は念のために3つを併用しています。
私のお勧めは、以下の2つの併用です。
- UpdraftPlus
- (復元が容量制限なしで無料!保存先はGoogleドライブを推奨します)
※UpdraftPlusは大容量でも自動分割で保存されるので容量が大きくても復元出来ます!
- (復元が容量制限なしで無料!保存先はGoogleドライブを推奨します)
- BackWPup
- (無料での復元は出来ないが、全てのデータが保存出来る!バックアップデータには互換性がある)
UpdraftPlusには全てのデータが含まれているわけではなく(コアファイルが含まれない)ので、その不足分を全てのデータを保存出来るBackWPupで補うという意味で、2つの併用をお勧めします。
BackWPupは復元機能は無料版では使えないのですが、データ保存用として使います。
BackWPupプラグインで保存したバックアップファイルは、プラグインを介さなくても復元データとして使えるので安心感があります。
<この2つを併用する理由>
日常的なバックアップと復元はUpdraftPlusで十分なのですが、いざ管理画面に入れないというようなエラーが起きた時の復元には、BackWPupで保存したデータがあると手動で修正することが出来ます。(復元には知識が必要です)
普段のバックアップデータの保存には、UpdraftPlusを使い、念のためにBackWPupを併用するという感じがいいと思います。
※Xサーバーならば自動バックアップからの復元があるので、プラグインがなくても最終的には何とかなります。しかし、プラグインでのバックアップはサーバーそのものがぶっ壊れた場合の保険でもあるのでプラグインでのバックアップは必要です。
バックアップと復元にお勧め
- All-in-One WP Migration and Backup(復元の容量は1G~2Gまで)
保存先はサーバー内 - UpdraftPlus(復元の容量制限なし)
保存先は無料利用だとGoogleドライブがお勧め!
念のためのデータ保存用にお勧め
- BackWPup
<UpdraftPlusは昔はURL置換が出来なかったが今はOK!>
実は昔はUpdraftPlusは、ドメイン置換が出来なかったのでバックアップ用だと思っていたのですが、今回試してみたらなんと、ドメイン置換が自動で出来るようになっていたので引っ越しやサイトコピーにも使えるということに気づいたのです!
ということならば、万能なのはAll-in-One WP Migration ではなく、UpdraftPlusと言ってもいいと思います。
バックアップも、移行もこれ一つあればバッチリです。
復元時の容量制限がないですし、データが種類ごとに分割されてエクスポートされるというのが使いやすい場合もあります。(分割が面倒に感じる時もあるけど)
そして、バックアップデータの中身が開けるというのがいいところです。
復元時にはプラグインが必須ですが、データを取り出して使うことはプラグインを介さなくても出来ます。
例えば、特定のプラグインの過去のバージョンが欲しい時には、過去のバックアップデータからそのプラグインの過去のバージョンのバックアップデータを取り出して、WordPressに再インストールするということも出来ます。(※取り出したプラグインのファイルを圧縮すると管理画面からアップロード出来ます)
UpdraftPlusの使い方や注意事項はこちらで紹介しています。
→作成中
まとめ
■All-in-One WP Migration and Backupのインポート出来ないという不具合の直し方
- プラグインの再インストール
- 容量の変更
上記の2つが効果があるかもしれない?
……という感じです。はっきりしなくてすみませんm(_ _)m
または、サブドメインの場合はこちらの方法が当てはまるかもしれません。
→サブドメインでバックアップデータのインポートが出来ない!(Xサーバーの場合)
■エクスポートしたデータがダウンロード出来ないという不具合の直し方
- プラグインの再インストールであっさりと解決!
■念のためにバックアッププラグインの併用をお勧めします。
UpdraftPlusは、URL置換が出来る上に復元時の容量制限がないことが分かったので、UpdraftPlusに乗り換える、又は併用することをお勧めします。
このページが皆さまの参考になれば幸いです。
<参考サイト / 自分用メモ>
All-in-One WP Migrationでインポートが終わらないやエクスポートが途中で止まるなど、うまくいかないときの対処法
All-in-One WP Migration and Backupの容量アップの方法